書籍 マイナ保険証 6つの嘘 | 武浪玖

武浪玖

ぶろぐ

マイナ保険証6つ嘘を読了。

著者じゅんちゃんは冒頭で、マイナ保険証の問題は
現代日本の政治や社会の劣化を象徴する深刻なものと指摘。

一見、難解そうなテーマであるものの、非常に読みやすくスラスラとページをめくることができました。

頭の良い人の書く文章というのは、スマートであると再確認。

本の後半では、私たちが今後具体的にどのような行動をしていくべきか
についてもちゃんと言及があります。

私がXなどで抱いている疑問として

①実際の利用率の低さの割にネット上では過激な推進派が多すぎやしないか?
②その際の主張のパターンが少なく、マイナ保険証(マイナンバーカード)に疑問を呈したり、反対の立場の人に対して一方的に犯罪者である、などとの安直で常識を疑うレッテル張りが目立ち過ぎないか?
③さらに、いつまでたっても知識や情報がアップデートされずに同じような内容が
延々と繰り返されていないか?

というのがあります。

驚いたのは、一度も保険証の不正など考えもしたこともなく
毎月高い社会保険料を天引きされている私にさえ「保険証の使い回しは犯罪です」などと
言ってのけた方がいました。

そもそも、「国民皆保険制度」の日本において普通に働いていれば
使い回しをする必要性も発想もないのが当然なのではないでしょうか。

個人的にこの点に、非常に違和感を感じました。
私自身は外国人などが不正利用をしたり、現状不正でなくとも
”あまりに賢く”日本の医療を上手に利用され、私たちに負担が跳ね返ってくることすら
反対の立場です。
このあたりは、色々な意見があると思います。
ただ、マイナ保険証(マイナンバーカード)については完全に反対の立場です。

なぜならば、本著「マイナ保険証6つの嘘」でも指摘されている通り
マイナ保険証が悪用されることで犯罪がより深刻化したり、暗証番号を仲間内で
教え使いまわしをすることでむしろ堂々と不正利用がされる懸念すらあるからです。

マイナ保険証については、知れば知るほどアピールされているようなメリットは
詭弁であったり存在しないものであると思います。

そして、莫大なコストを今後も費やし続け、利権を創造する一方で
日本国民に害をなすものでしかないと私は考えます。

皆さんも、一度「マイナ保険証6つの嘘」を読まれた上で
メリットもデメリットも考えられてはいかがでしょうか。