am.2:00
ある日私は小さな小道を歩いていました
歩いているところは林道で
夜ということもあり、寒さを感じながらも、なにをすると決めたわけでもなく、ただただ歩いていました
すると後ろから一台の車が
運転手(以下A)は、私の真横で止まり、まだ手動のままの窓を開け、私に向かって言いました
A.→なんでこんなところを歩いているんだ??お前は何者なんだね?
私はなにを言っているのか分かりましたが、それがどのような意味だったのかは、あとになって分かるのでした
私はAに向かって、どういうことかと聞きました。するとAは
A、ここはどこだと?なにをいってるんだお前は。ここは私の夢の中だ
私は妙な感覚におそわれました
どのような感覚なのか気づいた私はさらに、Aに質問しました。
仮に私はあなたの夢の中にいるとします。ならあなたは、自分自身がどのような人間なのかお分かりなのですか?
Aは、なぜそのようなことを聞くのだ。と
私は、なぜなら私は、いまここにいる私が、どのような人間で、どのようにここまで生きてきたのか、さっぱりなのです。生んでくださった両親の顔や名前もわかります。ただ自分自身がわからないのです
Aは問いかけます、まだお前がここにいるのは何故かわからぬのか?
ここは私の夢の中だ、
他人のお前に私のことが分かるまい
私は未だになにもわかりません。
するとAは問いかけました。お前は、私が話しかけなかったら、このままどこへ向かっていたのだ?
私は、この歩き始めた記憶をゆっくりと思い出していきます。
まず、気づいた時には林道を歩いていて、外は寒くて、なにをすると決めたわけでもなくただひたすら歩いていただけ
am3:59
私は、妙な感覚におそわれたことを思い出しました。
その感覚とは、人が夢を見ているときのぼんやりとした感覚と、夢がやけに短く思える感覚と、夢からさめたとき、どのような夢をみたのか少しずつ薄れていく感覚でした
妙な感覚がわかった私は、Aに返答しました。
私はあなたに話しかけなかったら、私は夢を見なかったでしょう。
もし話しかけなかったら、私は、眠りからさめることをになったでしょう
するとAの体が薄れていき、Aはこう言いました。
私はもうすぐ目をさます時だ、先にさまさせてもらうぞ
Aはゆっくりといなくなり私もAと同じ感覚におそわれ始めました
Aは完全に消え、その瞬間、周りにあった林道も車も私の影も一瞬に消え、身の回りが白くおおわれました
私はなにを見ていたのでしょう?
私は夢をみる私を見ている私なのです。Aは実在している私で、Aは私がAの夢見ているを知りませんでした。
Aは夢を見ている間、夢を見ることしか、考えることができません。Aとは夢を見るときだけにでてくる、夢の中の私なのです。
am6:12
Aは目をさますと言いました。ですからAは実在するAとして夢から目を覚まし、私はAが次に夢を見るまで、無になるのです。
ですから私は夢が始まった時からの記憶しかないのです。こうして何度も夢を見ているAをいつも私が見ているのです。