あの日、
私は恋人のBさんと
遊園地に来ていていました
Bさんとは同じ大学で
知り合いそれ以降互いを意識しだし、ついには結婚も考えるようになるところまで、私達はきていました
閉館まで残り30分というところで、観覧車にのることになりました。
まだ日もなかなか伸びず、6時半の時点で辺りは真っ暗で、電柱の灯りなどが灯る時間になりました
私たちは観覧車に乗り
ゆっくりと上昇していく時間にたわいもない話をしていました
すると突然Bさんが
観覧車ってこんなに遅かったっけ?と。
私は、そりゃあゆっくりだよ!と
Bさんは、ゆっくりだね。私達この先何十年と生きていくことを考えたら、
この観覧車みたいに
ゆっくりと人生を送っていくのね
私はBさんが言ったことにうなづき、
たしかに、人生って長いよなあ。まだ結婚もしてないし、自分の子供もいない。特にまだ髪の毛が薄くなってるわけでもない
と、そんなことをかんがえていました。
ふと私は、観覧車はゆっくり回ることは当たり前だという、そんな感覚になりました。
しかしどうでしょう
早く回る観覧車も魅力的なんじゃないかと、、、
すると
回る速さが少しずつ速くなるのを感じながら
Bさんに、少し早くなった?と問いかけると
Bさんは、そうみたい!
と。
さらに速くなり
私は、あれ?また早くなった?
Bさんは、そうねー。と
さらに速度は上がり、
私達の乗っている機体も少しずつ揺れるようになりました
私はこういうイベントかと思いました。
Bさんは、あらー、速いわねー。と
そしてさらにと
段々目の回りそうな速さになって
Bさんに、大丈夫か、と問いかけたところ
Bさんの様子が変わるのに気がつきました
私が大丈夫かと話しかけているのに、うつ向いて座ったまま下を見ながら、なにかを言おうとしていました。
私は耳を近づけ、
なにか喋っているBさんに近づきました。
その時、観覧車は止まりました。
ちょうどてっぺんを越した直後の位置で止まり、
私は故障かと思い、周りを見渡しました。
周りは私が今日この遊園地で遊んできた乗り物が変わっていました。
しかし不思議とは思わずに、観覧車の高いところから見渡す景色がこのようなものだとその時は認識しました。
Bさんに視線を戻すと
Bさんの様子が容態がなにもかもが変わっているのです。
Bさんだと思っていた方は、たちまち老婆になり
黒髪が白髪に
顔にはシワが出ており
腰も曲がった状態で
いつのまにか杖も手に持っていました。
見た目だけなら年齢は70は越していたでしょうか
老婆の表情は一瞬の内にひきつり、私に言いました。
「なぜ私の前にいるの?。なぜ生きているの?。あの時あの場所であなたは私に埋められたはず、なのになぜ?」
震え出す老婆の言っていることは私は分からず、
まさかと思い、私の姿も見ると
私は、この観覧車に乗ったときのまま、スーツを着ているのでした。
不思議に思い、
老婆に問いかけます、
あなたは誰ですか?
老婆の話し出した話をまに受けることになり、
私はその話の後、
身の危険を感じました
老婆は
「私はBよ、
あなたとあの観覧車に2人で乗った後に、
遊園地の出口の近くであなたのもっていた飲料に睡眠薬を入れあなたを眠らせ、タクシーで森に連れていき、そこで私はあなたを殺しそこであなたを埋めたの」
私は
なにをいってる!?
現に私はここにいるだろう!!
老婆は
いいえ、あなたは既に無くなっているのです。
しかしあなたはなぜここにいるのですか
ならもう一度殺すしかないのですね。
私は身の危険を感じ、
老婆を取り押さえました。
その時、私の首に何か亀裂がはいった感覚を感じました。
首から流血しているのです、しかし私は痛みを感じません。
老婆は笑いながら
「あなたが、あんな多額の財産を私に残してくれたから私はここまで生きれたのよ。あなたはまだわからないの?
ただの私の金づるだったのよ?それが、分からずに死んでいったあなたが今でも笑いの種になるわ!」
私は恐怖に襲われ、
同時に老婆の顔面を蹴り飛ばしました。
しかし老婆に当たった感覚はなく、ただ向かいのガラスにひびが入っただけでした
老婆は笑いながら、
この観覧車を降りたら、
あなたはもうこうして、
私とは話せなくなり、
あなたの積み上げてきた財産を私にむしり取られるのよ。と言い放ち、また下を向きました。
その瞬間、
観覧車は回っていた方向とは逆に回りだしました
振り落とされるかと思うくらいの速さで回りました
老婆は勢いに完全に負けながら、段々とBさんのような体に戻っていきました
ゆったりとした速度になり、てっぺんを過ぎた辺りで、また元の速度にもどり、もとの方向に回転し始めました。
Bさんは、
いつも私が見る触れる
Bさんになっており、
そこに老婆はいませんでした
周りの景色も元通りでした
Bさんは、
もうすぐ終わりかしら
私は老婆を蹴り飛ばしましたはずの足をもとに戻し、返事をしました
そうだね。
このあとはすぐ帰るだろ?
Bさんは、そうね!と言い、私がBさんに預けておいた飲料をかえしてもらい、2人で観覧車を降りました。
私は思い出しました
老婆があの日、
私の持っていた飲料に睡眠薬が入れたことを
すると私は極度な喉の渇きに襲われ、飲料に手を出そうとしました。
しかしBさんは私から飲料を奪い、
飲みたい!と、、、
私は喉の渇きのせいで
飲むな。
と、とっさに言えず
それをBさんは満足するまで飲みました。
私はなぜ眠くならないのかと不思議に思い
喉の渇きに耐えきれず
喉につまったタンを吐き出すためにそっぽを向きました
たった10秒のことでしたが、その間Bさんに異変がなかったはずです
私は飲料をもらい
飲み干しました
Bさんは普通に飲んでいたのだから、大丈夫だろうと思うのが普通です
眠たい、、、
なぜ眠たいの?
Bさんは、、、?
Bさんは至って普通です。
ふらふらしながら出口に向かっていったのが最後の記憶でした。