戦いの音は止まない
轟音が 心臓に響く
「もっと早く走りなさいよ!!」
「テメェ もうそれ以上口を開くな!」
いてもたってもいられない女は 背中から罵声を浴びせる
「ビビは・・・ 大丈夫かしら」
叫び声とは打って変わって、震える声でつぶやく
「ルフィがアイツを倒してんだろ、大丈夫だ」
「わかってるわよ!そんなこと!」
いきなり叫ぶもんだから、一瞬ビクついた
「でも目の前で 血が流れてんのよ! そんなの・・・あの子にとっては辛すぎる」
「だから急いでんだろ!」
「もっと急ぎなさいよ!」
本当に殴ってやろうと思ったが、足を支える手に力を込め さらに走った
「おいナミ、オメェどーやってあの女から逃げたんだ」
「・・・・失礼にも程があるんじゃない? 逃げたんじゃなくて、懲らしめてやったわよ!」
驚いた顔をして、男は振り返った
「オメェが?どうやって」
「ウソップに武器作ってもらったのよ。ほんとこれが役立たずで・・・」
女は思い出してため息をつく
「初めはね、宴会用の小道具ばっかりで!手品だとか!
あの女も呆れてたわよ」
「おもしろそうじゃねぇか。今度見せ・・・いでぇッ」
頭にゲンコツが振り下ろされる
「その後わかったんだけど、コレ 天気を作れるのよ。」
「へぇ・・・ で、結局どうやって勝ったんだ」
「まぁ、雷を落としたんだけどね。それでもあの女倒れなくて」
・・・・雷 つくづく怖いな
「もうダメだと思ったわ。そういやアンタ知らないでしょうけど、あの女・・・
全身トゲトゲなのよ!! ほんっと気持ち悪かったわよ!」
「だからオマエのその肩・・・」
「そうよ!最後なんか全身トゲになって転がってきて・・・もうムチャクチャよ」
女の話に勢いがなくなった
「最後の大技なんて、書いてあるから足にトゲ突き刺してまで決めてやろうと思ったのに」
足に刺さる所を想像し、少し身震いがした
「出てきたのは、鳩でさぁ・・・ もう死んだと思った」
笑いそうになって、肩を震わした
「それがあの女に巻きついて、吹っ飛んでった」
「なんだそりゃ!」
堪えきれずに笑ってしまうと、今度は強烈なパンチがヒットした
「もう笑い事じゃないわよ!アレがちゃんと決まったからよかったけど・・
足はボロボロだわ、肩は痛いわで・・もう」
女は肩にうずくまる
回した手に力がこもった
「ホントに怖かった・・・ 怖かったんだから」
男の耳元で 震える声はそれ以上語らない
「オマエは強いな」
さらに走るスピードを上げた
「一番辛い思いしてるあの子が 戦ってんだから・・・あの子の為に戦ったの」
「だからオマエは強いんだろ」
「何度も逃げ出そうと思った・・ 怖かった」
「オレも強くなった。だから今度こそ守る」
「血をダラダラ流してたヤツがよく言う・・・・」
「うるせぇな! 刃物男を斬ったんだぞ!」
「・・・考えてみたらそうね。すごいじゃない!」
「あぁ 今なら何でも斬れそうな気がするな」
「大口叩くわね。よし、まだ戦いは終わってないのよ!私の分まで頑張ってもらうわ」
「オマエは・・・ またこき使う気か!今でも十分だろ!」
だがこれも 「あーハイハイ」 と軽くあしらわれてしまう
もう戦いの音で声は聞こえなくなっている
先に でかいタルを背負ったルフィが見えた
「ルフィ・・・ よかった」
女はつぶやいた
その横に 砂で汚れた青い髪の少女を確認する
すると必死で走ってきた男の背中を蹴り 飛び降りた
男は一瞬立ち止まり 絶句した
女は走って少女に駆け寄る
居たたまれない気持ちになった男は 息を切らして仲間の元に駆け寄った
この戦いが終わったら、あの女・・・覚えとけよ
と言うとまた 「一億光年先まで覚えとくわよ」
と返されそうなので それ以上は何も言わなかった
全員が揃ったら負ける気がしない
絶対何とかなる
戦いが止むまで あと少しだ
轟音が 心臓に響く
「もっと早く走りなさいよ!!」
「テメェ もうそれ以上口を開くな!」
いてもたってもいられない女は 背中から罵声を浴びせる
「ビビは・・・ 大丈夫かしら」
叫び声とは打って変わって、震える声でつぶやく
「ルフィがアイツを倒してんだろ、大丈夫だ」
「わかってるわよ!そんなこと!」
いきなり叫ぶもんだから、一瞬ビクついた
「でも目の前で 血が流れてんのよ! そんなの・・・あの子にとっては辛すぎる」
「だから急いでんだろ!」
「もっと急ぎなさいよ!」
本当に殴ってやろうと思ったが、足を支える手に力を込め さらに走った
「おいナミ、オメェどーやってあの女から逃げたんだ」
「・・・・失礼にも程があるんじゃない? 逃げたんじゃなくて、懲らしめてやったわよ!」
驚いた顔をして、男は振り返った
「オメェが?どうやって」
「ウソップに武器作ってもらったのよ。ほんとこれが役立たずで・・・」
女は思い出してため息をつく
「初めはね、宴会用の小道具ばっかりで!手品だとか!
あの女も呆れてたわよ」
「おもしろそうじゃねぇか。今度見せ・・・いでぇッ」
頭にゲンコツが振り下ろされる
「その後わかったんだけど、コレ 天気を作れるのよ。」
「へぇ・・・ で、結局どうやって勝ったんだ」
「まぁ、雷を落としたんだけどね。それでもあの女倒れなくて」
・・・・雷 つくづく怖いな
「もうダメだと思ったわ。そういやアンタ知らないでしょうけど、あの女・・・
全身トゲトゲなのよ!! ほんっと気持ち悪かったわよ!」
「だからオマエのその肩・・・」
「そうよ!最後なんか全身トゲになって転がってきて・・・もうムチャクチャよ」
女の話に勢いがなくなった
「最後の大技なんて、書いてあるから足にトゲ突き刺してまで決めてやろうと思ったのに」
足に刺さる所を想像し、少し身震いがした
「出てきたのは、鳩でさぁ・・・ もう死んだと思った」
笑いそうになって、肩を震わした
「それがあの女に巻きついて、吹っ飛んでった」
「なんだそりゃ!」
堪えきれずに笑ってしまうと、今度は強烈なパンチがヒットした
「もう笑い事じゃないわよ!アレがちゃんと決まったからよかったけど・・
足はボロボロだわ、肩は痛いわで・・もう」
女は肩にうずくまる
回した手に力がこもった
「ホントに怖かった・・・ 怖かったんだから」
男の耳元で 震える声はそれ以上語らない
「オマエは強いな」
さらに走るスピードを上げた
「一番辛い思いしてるあの子が 戦ってんだから・・・あの子の為に戦ったの」
「だからオマエは強いんだろ」
「何度も逃げ出そうと思った・・ 怖かった」
「オレも強くなった。だから今度こそ守る」
「血をダラダラ流してたヤツがよく言う・・・・」
「うるせぇな! 刃物男を斬ったんだぞ!」
「・・・考えてみたらそうね。すごいじゃない!」
「あぁ 今なら何でも斬れそうな気がするな」
「大口叩くわね。よし、まだ戦いは終わってないのよ!私の分まで頑張ってもらうわ」
「オマエは・・・ またこき使う気か!今でも十分だろ!」
だがこれも 「あーハイハイ」 と軽くあしらわれてしまう
もう戦いの音で声は聞こえなくなっている
先に でかいタルを背負ったルフィが見えた
「ルフィ・・・ よかった」
女はつぶやいた
その横に 砂で汚れた青い髪の少女を確認する
すると必死で走ってきた男の背中を蹴り 飛び降りた
男は一瞬立ち止まり 絶句した
女は走って少女に駆け寄る
居たたまれない気持ちになった男は 息を切らして仲間の元に駆け寄った
この戦いが終わったら、あの女・・・覚えとけよ
と言うとまた 「一億光年先まで覚えとくわよ」
と返されそうなので それ以上は何も言わなかった
全員が揃ったら負ける気がしない
絶対何とかなる
戦いが止むまで あと少しだ