腐要素あります。BLです。妄想甚だしいです。苦手な方、嫌いな方はスクロールしないで下さい。
オタクの妄想なので、細かいことに突っ込まない、心の広い方歓迎いたします。











平安絵巻シリーズ最後は大野さんです。




通称「瑠璃の姫君」と呼ばれているが、実は男。訳あって産まれたその日から女として育てられ、今に至る。生い立ちは謎に満ちている。瑠璃の姫君の素性を知る者は、ごく僅かしかいない。
産まれた時からずっと、深窓の姫君として扱われ、育てられたので、自分が実は男だとは思っていない。姫君自身、本当の親が誰なのかは知らされていない。

子供の頃、育ての親の屋敷で、同い年くらいの童子(松の頭の弁)と出会う。大層仲良くなり、別れを惜しんで泣き出してしまうが、童子の「大人になったら迎えに来る」と言う言葉を信じ、今もずっと密かに待っている。
しかし育て親の出世と共に、住んでいた屋敷を移ってしまったので、彼が迎えにくることはないまま月日だけが過ぎていく。

やがて成長した姫君の噂が都中に広まり、上達部や殿上人問わず、上流・中流貴族達からの文や贈り物が届くようになる。