『魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう』

浦田健 薯

 

 

宝くじが当たった人は自己破産する人が多いと聞いたことはないだろうか?

 

誰しも一度は夢を見る、宝くじで億万長者になること。。。

その結果が不幸だなんて悲しいですね。

 

なぜそのようなことになるかというと、

お金の使い方を知らない人が、不相応な大金を手にしてしまったからです。

 

宝くじが当たったら親戚(と呼ばれる人)が増えた。

羽振りが良くなり、たかられる羽目に。

いきなり会社を辞めてしまった。

などなど・・・

 

確かに、5億円とかポンっと手に入ってしまったら戸惑いますよね。

ウワサでは、高額当選者は使い方について別室でレクチャーを受けたりするそうですが。

 

 

それと同じ現象が、親の会社を継ぐ息子にも起こると思います。

 

ことわざにもあります。

親は苦労し子は楽をし孫は乞食する

親が苦労して築きあげた財産は、その子の代で使い果たしてしまい、 次の孫の代になると、こじきのような貧しい暮らしになってしまうという意味です。

 

このことわざは、かなり昔から言われてきたもので、

ひとつの家が栄えてから衰えてしまうようすを、親、子、孫の順に、 当てはめ、分かりやすくあらわした言葉です。

親が苦労して作り上げた財産も、その子供が使い果たし、

孫の代になると、 土地や家までもなくなり、河原で乞食をするほど貧乏になるということを言ったもののようです。

親が作った財産を、当てにして楽をしてはいけない、という意味ですね。

 

せっかく一代で築き上げた会社が、子の時代で衰退し、孫の代では回らなくなる。。。

悲しいですね。

 

 

そんなことにならないために書かれたのがこの本。

父が子に魚を与えるのは簡単。

ただ、それは与え続けることが前提。

親離れ、子離れが出来ていない状態ですね。

 

この本では、

起業家の父から愛する子へ33の教え

として、分かりやすく書いてあるので読みやすいです。

 

一代で会社を築き上げた起業家の方はもちろん、

子供を溺愛してしまう親、

親から甘やかされているなと感じている人にとってもお勧めの1冊です。

 

ビジネス本初心者にとっても、とても読みやすい本だと思います。

自立した人生を送りたい方へ届けたい一冊ですね!