先週の木曜日に名古屋に行き

温熱治療の出来るクリニックへ

一緒に行ってきました。


クリニックの医師も転移が凄くて

正直に言うと癌は消える事はない

出来るのは延命になりますと言っていました


半年延命出来たら

またその先に繋がるので

治療をお願いしてきました


やはり脳の転移の数があまりにも多くて

今、この状態でいるのが奇跡だと

びっくりしていました


がんセンターでは不思議

クリニックでは奇跡だと


兄を連れて行ったクリニックは

名古屋の中でも一番症例が多く

温熱をしてくれる人の腕も確かだから

大丈夫ですからねと言ってくれました


色んな方の力を借りて

兄は頑張ってます!


今、何とかしないと危ないのは

肺と脳だと言われています


このままだといつ意識が無くなってしまうか

いつ痙攣が起きるか

脳は非常に危ない状態です

脳の癌は大きい物で3㌢の物が

大脳にいくつもあり小脳にもあります

この小脳にある物が危ないと言っていました


脳は温熱が出来ません


ガンマナイフが出来たら良かったのですが

ガンマナイフも逆に命を落とす危険があると

2件の病院で言われてしまい

全能照射を決断しました


全能照射をしても大きい癌は消えないと

小さい物は消える可能性があるとのこと

全能照射をしてしまうと

残った癌が暴れだしたら

もう打つ手はありません


本当は全能照射はやりたくなかったのですが

いつ倒れてもおかしくない状態なので

家族で相談してやる決断をしました


二週間の入院になります

入院中は温熱治療も出来ないので

肺が悪化したらどうしようと

そこが心配です


この状態が奇跡だと言われている兄

その奇跡を信じて治療をしています


まだ治療が出来るところがあるんだと

分かって兄は泣いてしまいました


どこの病院に行っても

もう手遅れだとか

残された時間はないだとか言われ続けて

毎日が怖くて怖くて死の恐怖と闘っていました


クリニックの医師に死ぬのは仕方がない

人間はいつか死を迎えるのだから

今はまだ子供達と別れるのが辛いし

妹に会えなくなるのも辛い

だからもう少しだけ生かして欲しいと

泣いていました


その姿が可哀想で可哀想で

仕方がありませんでした


兄の背中をさすりながら

大丈夫だよ大丈夫だからねと声をかけました


とにかく兄に自分が良くなることだけを考えて

仕事のことやお金の心配はせず

どんなことをしても私が何とかしてあげるから

大丈夫だから治療に専念してねと言い

東京に戻りました。


私も知らず知らず疲れているようで

東京に戻り家に着いた途端

目眩で歩けなくて一日中横になっていました

トイレに行くのがやっとで

パパさんの食事の支度もできず

迷惑かけてしまいました。


自分の身体も少し休ませ労ってあげないと

私が倒れしまったら

兄の所へも行けなくなってしまうので

気をつけないとですね。



まだまだやれることはあります

諦めたらそこで終わり

命ある限り諦めたりしません!