祇園お茶屋遊び その題目

祇園のお茶屋遊びで紹介されるゲームのようなものは種類が多いが、、その気がなければやる必要もない。
実際、最近はあまりやっていない。
でも気が乗らない場合でもやってしまうと、のめり込んでしまう魔力のようなものがある。
だからこそ今の時代にも引き継がれたくさんの人の心をとらえて止まないのだろう。
そんな遊びを紹介すると、
 【蒸気ゃ】
 ♪蒸気ゃ波の上、汽車鉄の上。雷さんは雲の上。浦島太郎~は、太郎~は、太郎~は…
 ここでジャンケンをして勝つと浦島太郎になり、負けた人がふんする亀に座り、♪亀の上…となる。
 この唄はさらに続き、ネコの色事、屋根の上。私とあなた~は、あなた~は…
 ここでジャンケン。勝った人は、負けて床に横たわる人の上に覆いかぶさり、♪床の上…と唄う、ちょっと色っぽい遊び。

【陣取り】
 新聞紙程度の広さの布を用意し、2人でジャンケンして負けたら布を半分折りたたむ。負けが込めば狭くなり、立てなくなった時点で勝負は決まる。
生々しい話だが、祇園でのお茶屋遊びには相当なお金が絡む。食事などを頼めばすぐに6ケタまで跳ね上がる。このため事前に食事を済ませてからお茶屋に行くなどの節約術を駆使している。
 お茶屋遊びの料金の内訳はそんなに飲み食いしない限り、芸舞妓、地方の花代がほとんど。花代は決まっていて客数が多くなろうと変わらないため、参加人数が多いほど1人当たりの負担は少なくなる。

 祇園のお茶屋ではお金のやりとりどころかそういった話は一切しない。料金は数週間後に請求書が手元に届いた後に銀行に振り込む掛け払いが通例である。お茶屋経由で芝居の切符などを購入した場合も同様だ。
これもお金の支払い後にお客との関係が断ち切れになるのを嫌がってのこと。
 旅行ツアーでお茶屋遊び体験に参加してみると、15人の客に舞妓1人ということもある。
1人当たりの代金は安くなるが、本来有るべきお座敷の雰囲気は薄まる。できれば舞妓、地方各1人に客は4人までがベスト。1人当たり数万円となる。
 正月7日のお座敷では松の内の期間中、芸舞妓が髪に挿す稲穂の簪の稲の粒を2枚の千社札で挟んだお守りを贔屓にしているお客に配っていて、これを財布に入れておくと金運に恵まれるとか。

そんな祇園に、ラウンジで舞妓さんに会える店がある。
お茶屋遊びはしきたりや紹介者に迷惑が掛からないようにこちらも支度が必要だが、ラウンジ感覚でリラックスして舞妓遊びができる時代になっている。