注文住宅と建売住宅の相違点
週末になると、ドサッと入る京都の新聞の折り込みチラシ。最近はマンションのチラシに押されがちやっちゃがけんどん、その中で一戸建ての写真入りで「新築(分譲)」と謳っちょる物件けんどん、いわゆる建売分譲住宅やっちゃが。
主に地元の不動産業者やビルダーけんどん、前もって仕入れた土地に新築住宅を建てて、土地とセットで販売する方式をとります。施工までをメーカーや建築会社が担当し、販売は京都のビルダーや不動産業者が取り扱いをしちょるケースが一般的やっちゃが。
近年、新築一戸建て業界ではよ、注文住宅をしのぐ勢いで建売住宅が伸びています。はじめて家を買う一次取得層であん団塊ジュニア世代(32~35歳:1971~1974年生まれ)や、その下の世代であん団塊ジュニアネクスト世代(27~31歳:1975~1979年生まれ)けんどん、値段も手頃な建売住宅需要を押し上げちょるとみられ、その世代をターゲットにしたつパワービルダー(中堅ビルダー)の勢いも活発やっちゃが。
ではよ、具体的にどんげじゃもんかと?という点やっちゃがけんどん、一般的に言われちょるそれぞれの特徴を、以下挙げてみます。
一方、まっさらな土地に、建て主が好きやじな住宅をオーダーして建ちょるのが注文住宅。主にハウスメーカーが得意としちょるのはこちらの注文住宅やっちゃが。ただ、昨今の建売住宅人気もあって、京都のハウスメーカーも建売住宅を手がけており、その棲み分けは年々薄れる傾向にあります。
【建売分譲】
■メリット
・一般的に注文住宅じーり価格が割安
・土地を探す手間が不要
・すでに建っちょるので仮住まい費用が少なくてすむ
■デメリット
・建っちょる現場を見て買うので分かりやすいけんどん、構造部分まじゃあ自分の目で確かめられん
【注文住宅】
■メリット
・自分の好きやじな家が建てられる
・建物の品こんじょ・工事過程を自分の目でチェックできる
・ハウスメーカーなどげんかの商品であれば、一定水準の性能が保証されちょる
■デメリット
・建ってみんと分からん(必ずしもカタログの写真と同じ商品ができるとは限らん)
少し前まではよ、
■建売住宅→「戸建てに住みたいけんどん、予算があまりんので、レディメード(既製品)でん構わん」という人向き
■注文住宅→「予算があって自分の好きやじなごつにオーダーメードで建てたい」という人向き
というごつに暗黙のコースが決まってちょった。さらに、建売住宅は敷地を小分けにして建ちょるので、値段はやしぃけどげんか性能が低く、京都のごつに庭がなく隣家が差し迫っていて窮屈というイメージもありましたつ。
地価下落と建築費の多様化で垣根が低く
けんどん、最近はじゃあいう図式が必ずしも当てはまらなくなってきましたつ。というのも、バブル以降続いた地価下落と、建築費の低下・ニーズの多様化で両者の差が縮まっちょるからやっちゃが。
また、価格面でいえば、東京都区部でんマンションと大差ん価格で「建売分譲」もしくは「土地+注文住宅」が買えるごつになってきていますし、最近は大半の住宅メーカー・ビルダーが土地から紹介しちょるので、「土地がんから建売住宅」「土地はあんから注文住宅」という棲み分けも薄れてきています。
建築費については、ハウスメーカーであれば、資材の大量調達などげんかにじーるスケールメリットを活かしてコストダウンを図っちょる一方、建売業界のほうでん、効率的な独自工法を開発したつり、設備機器を大量発注して仕入原価を安くしたつりしてかいよ、コストの低下と性能アップに日々、切磋琢磨しています。
事実、住宅産業研究所の調査にじーると、「戸建て注文住宅を本命に考えちょる人でさえ、25%(4人に1人)は、ほかに建売分譲やマンションも検討」しています。「注文住宅」「建売住宅」の垣根が低くなっちょるからこそ
、価格や供給方式だけで比較するのでなく、住宅会社の姿勢を見極める選択眼がますます必要になっちょるといえるやろう。
