成人式の日には吉尾先生と鈴木先生の一月塾で脳卒中についての歩行などを教えていただきました。
鈴木先生のお話では内腹斜筋の横線維と斜走線維についてでした。骨盤の側方移動では動作観察的には股関節が外転、内転となりますが動作分析的には内転した下肢は実は股関節外転の運動方向となります。そのため股関節外転筋は求心性収縮が起こります。このとき内転側の骨盤は普通挙上しますがこのとき同側の内腹斜筋横線維が仙腸関節の剪断力を固定する作用がありこれによって側方移動が可能となります。また反対側の内腹斜筋斜走線維は座位において体幹の立ち直りを起こす作用があります。
また、 歩行時下腿の外側側方傾斜があります。足部では後足部は後脛骨筋の作用により回外し、中足部、前足部は腓骨筋群の作用により回内することでねじれが発生し床接地します。
歩行時にトレンデレンブルグ(様)歩行が見られた際、立脚初期に見られる際は内腹斜筋横線維の緊張が低く、立脚初期〜中期に見られる際は下腿の側方傾斜ができないために起こります。立脚中期に見られる場合はもちろん中臀筋の筋力に問題があります。
LLBを使って歩行練習を行うとこの下腿の側方傾斜がでなくなってしまうために装具は可能な限り使わない方が良いというお話でした。
吉尾先生のお話では片麻痺とは言わないというお話でした。鈴木先生のお話もですけど吉尾先生のお話は特に難しく多くのことは理解できませんでした。そのため勉強会後に少し勉強しました。
お話の中では網様体脊髄路が難しく理解できませんでした。
網様体脊髄路には橋網様体脊髄路と延髄網様体脊髄路があり、非陳述性伝導路です。
橋網様体脊髄路は同側性の体幹、四肢近位筋の緊張を促進させる働きがあります。
延髄網様体脊髄路は皮質網様体脊髄路からシナプス接合しており、両側性の四肢筋の緊張を抑制しています。
皮質網様体脊髄路は運動前野と補足運動野からでます。
そのため皮質網様体脊髄路もしくは延髄網様体脊髄路が損傷した場合筋緊張が亢進することになります。
網様体脊髄路は歩行誘発野を通り(中脳、視床下部、小脳にある)CPGを刺激します。そのため、網様体脊髄路が損傷すると歩行に悪影響を及ぼします。じゃあ皮質脊髄路と網様体脊髄路が損傷してしまうと歩けなくなってしまうのでしょうか?そんなことはなく、体性感覚を入れることでCPGに刺激を入れることができ、歩行練習をすることができます。 だから歩行練習をする際は体性感覚からCPGを刺激することが重要となります。その方法はまだ分かっていないです。