これは今川義元が初めに出てくる章です。今川義元が織田との戦に打ってでます。

今川義元もとても名君であったそうです。そして、織田より大国です。なぜ織田が今川に対抗できたのかが不思議です。人材がよかったからか、石高以外の財源があったのか。わざわざ調べてみる気にはなれませんが、不思議に思います。

松平も今川方に参戦します。しかし、水野は織田に参戦する腹づもりのようです。お台は一体どうなるのでしょうか?離縁させられるのでしょうか?お台は松平の正室で水野の娘です。お台が松平に嫁いだままだと、松平は今川から疑われます。

重臣たちは、安祥へと打ってでるつもりはないようです。広忠は今川の力を借りて安祥を取り戻したいようですが、それは無理だと重臣たちは思っています。戦は今川と織田との勢力争いと化していました。広忠はそれをとても悔しそうにしていました。

若い頼りない当主で、重臣たちから侮られている。それはつらいことだろうと思います。頼りないと思われ、サポートされている。しかし、サポートしてくれる重臣たちがいることは広忠にとって幸運だとも思えます。これが当主が頼りないからと言って寝返るような家臣ばかりだと余計に大変なことになります。

広忠は、お台にすがって泣きました。自分が侮られているのが情けない。今川も自分の重臣たちも自分を侮っている。それがたまらなく悔しくて泣いたそうです。初めは敵の間者だと思われていたお台がここまでの信頼を勝ち取るとは、大したものだと思いました。

これから先の話で、家康が生まれます。家康が産まれてからが本番だと思うので、楽しみです。