ネットで、興味深い記事の紹介を見つけました。
昨年の記事のようですが、読んでいて、なるほどな~と思いました。
根本敬、韓流を語る
朝日新聞 11月11日朝刊 根本敬さん 漫画家・エッセイスト
韓国と関わりだして、かれこれ20年以上になります。優しげでこじゃれた韓流ドラマとは真逆の国だと感じています。
あけすけで、ずさんでワイルド。しかし人情がある。これが四半世紀、変わらぬ韓国の印象です。
韓国人は結構、家族で大衆キャバレーに行ったりもする。
日本のファミレス感覚で、お父さんが酒のんでホステスの太ももを触ってる脇で、子供がはしゃぎ回ってる。
地方のラブホテルに家族旅行で泊まりますからね。
おばあちゃんまでくっついてきて、部屋で自炊してたりする。その方が安いからって。
韓国人が、日本人にすぐに突きつける言葉が「日帝36年」。
日本が朝鮮半島を支配した足掛け36年のことです。
いつだったか、韓国の知人が電話をかけてきて、いきなり「日帝36年」とか言い出すから面倒臭いなと思ってたら、
「日本に行くので安い宿を取ってくれ」だって。
戦争の話しになると日本のインテリは「二度とあってはならない」なんて萎縮します。
それは考えなきゃいけないとは思いますが、枕詞みたいなもんですから、いちいち贖罪意識なんか感じてたらきりがないですよ。
数年前、あてもなくソウルの下町をぶらぶらしてて、立ち話したアジョシ(おじさん)に「安い宿ないか」と聞いたら「あるよ」と。
で、連れてかれたのが、その人の自宅なの。親切と言うか、小遣いが欲しいわけ。
最初の一泊5万円が5千円になり、、最後は1500円。
台所で寝て行け、と。そこで「日帝36年」なんて絶対に言わないし、カモだと見れば「日本人は何も悪いことしてない」とか平気で言い出しますからね。
韓国は、恨みを希望の原動力とする国。よくいう「恨(ハン)」とはそのことです。
でもそれだけじゃ重いから「ケンチャナヨ」(ノープロブレム)も潤滑油としてある。
ケンチャナヨはその場しのぎの合理主義で、あの国の気質をよく表しています。
ただ、韓国人って、そういうのを面白がられるのが、すごく嫌なわけ。
大衆音楽のポンチャック・ディスコなんて、道端にしゃがんでネギ売ってるようなアジュマ(おばちゃん)たちには、すごい人気ですけど、公には無いものとされてますから。
ドラマやKポップは、韓国人がこうありたい、ウリナラ(我が国)をこう見て欲しいという希望を描いたものです。
韓流ブームは、それがリアルな韓国だという誤解を、日本人が進んで引き受けることで成り立ってる。
そこで「実像とドラマは違う」なんて絶対に言わないですから。ましてやお金が絡めば。
韓流ブームになにか言うつもりはないけど、自分が惹かれる韓国とは別のもの。
あけすけでずさんでどうしようもない、すべてを肯定しての愛すべき国なんです。