SM、YG、JYP…3大事務所の「未来」が見えるステージパフォーマンス
|2012年04月14日11時47分
ペク・アヨンが先週「日曜日は楽しい-K-POPスター」(SBS)で最高点を獲得した。可愛いイメージが強かった彼女が少女時代の「Run Devil Run」を強く暗い姿で歌ったステージは印象的だった。しかし、ペク・アヨンの勝利はBoAと所属事務所であるSMエンターテインメント(以下SM)の勝利でもある。BoAはペク・アヨンのために「Run Devil Run」を選曲し、少女時代のダンスを教えた。そして、SMのスタッフたちがステージの構成を担当した。「彼女が(競演から)落ちたら、私の事務所は完敗?」というBoAの言葉は、SMが歌手に与える役割をよく見せてくれる。歌手はステージに立ち、そのステージは事務所が作る。
アイドルの枠から抜け出したYG
今回のBIGBANGのアルバム収録曲は他のアイドルグループの曲とは確実に違う。メンバー毎にパートがはっきり分かれていないし、群舞が踊りにくい。「BLUE」は特にダンスを踊ることさえ難しい曲である。そんな中、「人気歌謡」はステージでの照明やセットにまで曲のイメージを反映させてメゾンセン(舞台の上での登場人物の配置や役割、舞台装置、照明などの総合的な計画)を作り出し、アイドルであるけれどアイドルの枠から抜け出した音楽が追求すべきのステージを示した。2NE1も「人気歌謡」のステージで、まるでミュージックビデオのセットであるかのように完成された仮想空間を作ったことがある。
より強力な新製品を披露したSM
YGが彼ら独特の世界を作る間、SMは従来の音楽市場の中により強力な新作を出した。SHINeeが「Sherlock」だ。彼らが披露する“残像振り付け”(数人がそれぞれ踊るダンスがまるで1つの動作のように繋がるダンス)は他のグループでもできる振り付けである。しかし、SHINeeの残像振り付けは5人がただ同じ動作を繋げることで終わらない。SHINeeはさらに5人が1人の様々な動作を分けて踊る。5人で1人が踊るはずの5つの動作を分けて踊り、それを合わせると1人の連続動作になる。5人がそれぞれ決められた動作を披露した状態で止まれば、メンバーたちの動作は1つの絵を描き出す。そして、観客たちがその精巧な振り付けの構成に驚くその瞬間、メンバーたちは前へ飛び出してステージを立体的に作り上げる。メンバー5人だけでステージのメゾンセンを作り出し、2Dを3Dに転換させる。「Sherlock」のステージはSMが彼らの競争相手に投げつけるメッセージのように感じられる。「ついて来れるものならついて来てみろ」と。
SM独特のSMP(SM Music Performance)はメンバーたちの群舞と様々な曲をリミックスしたように印象的なメロディーを繋げていく構成が基本になる。そして「Sherlock」はSMが外国の力まで動員して、彼らが望むSMPを表現できることを証明する。もちろん、SHINeeがこのようなステージを完璧に披露できるようなトレーニングシステムは基本だ。「Sherlock」のステージを身に付けたSHINeeは、メンバー5人さえいれば、どこにでもステージのメゾンセンを作り出し、ステージを飛び回りながら平面と立体を行き来するだろう。
「K-POPスター」を見れば、SM、YG、JYPの将来が見える
昨年、INFINITEとTEENTOPは、群舞の完成度を強調しながら活動し、人気を集めた。SMのノウハウに後発走者たちが追いついたことになる。テレビではオーディション番組を通してデビューしたBusker Buskerのようなバンドがランキングでブームを巻き起こしている。その代わりにYouTubeが、歌手たちのステージを世界に知らせる道を広げてくれた。音楽市場の環境や聞く人々の趣向が同時に変わっていく今、SMは彼らが作り上げたステージの完成度をさらに高め、YGは新たな方向を見つけた。そして、ステージの完成度は今までと同じく資本とシステムの力量次第であるだろう。
「K-POPスター」はこの3社がテレビの変化に対応する方式である。そして、ステージは事務所の力量を集結させたコンテンツだ。3社は地上波から、バラエティー番組から、テレビの平面スクリーンから、そして平凡な群舞から抜け出し、新たな成功方式を見つけ出す時が来た。そのため、3社の独自性を盛り込んだステージは、その答えを教えてくれるクリエイティブなコンテンツの最前線であり、最終兵器でもある。アップル社のiPhoneとサムスンのGALAXYがそれぞれの会社の全てを代表しているように。そして、他の事務所たちも違うスタイルのステージ、またはステージ以外の何かで3社に立ち向かうだろう。音楽、ダンス、演奏、そしてステージの創造性が非常に重要に思える時代がもう一度到来した。ただ、その主体は個人ではなく事務所であるだろう。それが好きでも嫌いでも、正しくても間違っていても。
元記事配信日時 : 2012年04月12日14時00分 記者 : カン・ミョンソク、編集:イ・ジヘ、翻訳:ナ・ウンジョン
記事より一部抜粋
全文→こちら(Kstyle)
韓国において、この3つの事務所の力は絶大です。
そして、音楽業界へ与える影響も。
こうした事務所がいくつも集まり、団体として動けば、
JYJのようなグループを、締め出すことくらい簡単なことなのかもしれません。
でも、3人はなかなか消えない。
それどころか、より一層、人気は高まり、TVの露出がないのにCDが売れる、となれば、
悔しくてたまらないでしょうね。
韓国では、事務所主導の音楽がはびこり、YGはわりと個性を重視してる感じがしますが、
SMは、時々その育成システムが話題になりますが、完璧にSMの世界をこの世に送り出す駒を
いくつも持とうとしてるわけです。そこに求められるのは個性ではなく、
いかにSMに忠実になれるか、のような気がします。
今まで、この音楽事務所とTV局の音楽番組は蜜月時代が続いてきましたが、
K-POPを国を挙げて世界へ送り出すという名のもとに、ますますその
結びつきが強固になってるとも言えます。
時を同じくして、日本で次の様なことが記事になってたので、興味深いです。
ミスチルも危ない!? 「音楽事務所」というビジネスの終焉
「“一部の売れっ子が多くの若手を食べさせる”という構図が成り立たなくなり、どの事務所も大規模なリストラを行っています。若手との契約を見直す一方、売れっ子には大量のコンサート活動を要求したりもします。そのため、事務所の拘束を嫌がって独立志向を示す中堅・ベテランが増えており、某大手事務所を辞めてフリーとなった歌手Sのようなケースは決して例外とはいえません」
全文→こちら
音楽業界の力学に異変!? 主導権はレコード会社からマネジメント事務所へ
「マネジメント事務所の台頭には、音楽配信の発展も少なからず関係しています。原盤権や出版権をしっかり押さえておけば、仮にCDの売り上げが落ちても、音楽配信等で利益をしっかり確保できますから。また、音楽制作における権利ビジネスの側面が強くなれば、所属事務所の発言力が増すのは必然です。一方で、エイベックスやソニーなどは、グループ内のマネジメント機能を拡充することで、実績を伸ばしています」
全文→こちら
日本の今は、音楽事務所よりはレコード会社。
レコード会社よりはマネジメント会社。ということでしょうか?
エイべなどは、音楽事務所でもあり、レコード会社でもあり、マネジメント会社でもありますよね。
時代に即したビジネスモデルへのチェンジを繰り返しながら、
粘り強く生き残ってるのは、こうした独自の業務体系を持ってるからなのでしょう。
(しぶといはずです)
SMも音源の掌握から、きっとすべての面で実権をつかもうと動いてるのでしょう。
ただ、韓国の音楽市場はあまりにも小さすぎる。
だからこその、世界への進出であるのですが、その収支バランスが不均衡のまま(マイナス面が多い)
今後も進むならば、その行く手は決して明るいとは言えませんね。
主役であるべきは、歌い手、
そして、そのファン。
ファンをおろそかにして、芸能事務所主導の音楽について来い、みたいなやり方では、
結局いつかは、拒否反応が生まれる。
人々が、昔から音楽に何を求めているのか、を、考えたら、
今の日本や、韓国での音楽の在り方は、何か違うとみんなが思うはずですね。
桜井和寿さん(ミスチル)の言葉
CDが売れなくなったのは音楽配信もあるだろうけど
"CD=お金になる"と飛びついた人たちが
そんなに素敵じゃない音楽を価値のあるようなもののようにしてやってきたから
その評価が落ちてきただけの話のような気がする。
|2012年04月14日11時47分
ペク・アヨンが先週「日曜日は楽しい-K-POPスター」(SBS)で最高点を獲得した。可愛いイメージが強かった彼女が少女時代の「Run Devil Run」を強く暗い姿で歌ったステージは印象的だった。しかし、ペク・アヨンの勝利はBoAと所属事務所であるSMエンターテインメント(以下SM)の勝利でもある。BoAはペク・アヨンのために「Run Devil Run」を選曲し、少女時代のダンスを教えた。そして、SMのスタッフたちがステージの構成を担当した。「彼女が(競演から)落ちたら、私の事務所は完敗?」というBoAの言葉は、SMが歌手に与える役割をよく見せてくれる。歌手はステージに立ち、そのステージは事務所が作る。
アイドルの枠から抜け出したYG
今回のBIGBANGのアルバム収録曲は他のアイドルグループの曲とは確実に違う。メンバー毎にパートがはっきり分かれていないし、群舞が踊りにくい。「BLUE」は特にダンスを踊ることさえ難しい曲である。そんな中、「人気歌謡」はステージでの照明やセットにまで曲のイメージを反映させてメゾンセン(舞台の上での登場人物の配置や役割、舞台装置、照明などの総合的な計画)を作り出し、アイドルであるけれどアイドルの枠から抜け出した音楽が追求すべきのステージを示した。2NE1も「人気歌謡」のステージで、まるでミュージックビデオのセットであるかのように完成された仮想空間を作ったことがある。
より強力な新製品を披露したSM
YGが彼ら独特の世界を作る間、SMは従来の音楽市場の中により強力な新作を出した。SHINeeが「Sherlock」だ。彼らが披露する“残像振り付け”(数人がそれぞれ踊るダンスがまるで1つの動作のように繋がるダンス)は他のグループでもできる振り付けである。しかし、SHINeeの残像振り付けは5人がただ同じ動作を繋げることで終わらない。SHINeeはさらに5人が1人の様々な動作を分けて踊る。5人で1人が踊るはずの5つの動作を分けて踊り、それを合わせると1人の連続動作になる。5人がそれぞれ決められた動作を披露した状態で止まれば、メンバーたちの動作は1つの絵を描き出す。そして、観客たちがその精巧な振り付けの構成に驚くその瞬間、メンバーたちは前へ飛び出してステージを立体的に作り上げる。メンバー5人だけでステージのメゾンセンを作り出し、2Dを3Dに転換させる。「Sherlock」のステージはSMが彼らの競争相手に投げつけるメッセージのように感じられる。「ついて来れるものならついて来てみろ」と。
SM独特のSMP(SM Music Performance)はメンバーたちの群舞と様々な曲をリミックスしたように印象的なメロディーを繋げていく構成が基本になる。そして「Sherlock」はSMが外国の力まで動員して、彼らが望むSMPを表現できることを証明する。もちろん、SHINeeがこのようなステージを完璧に披露できるようなトレーニングシステムは基本だ。「Sherlock」のステージを身に付けたSHINeeは、メンバー5人さえいれば、どこにでもステージのメゾンセンを作り出し、ステージを飛び回りながら平面と立体を行き来するだろう。
「K-POPスター」を見れば、SM、YG、JYPの将来が見える
昨年、INFINITEとTEENTOPは、群舞の完成度を強調しながら活動し、人気を集めた。SMのノウハウに後発走者たちが追いついたことになる。テレビではオーディション番組を通してデビューしたBusker Buskerのようなバンドがランキングでブームを巻き起こしている。その代わりにYouTubeが、歌手たちのステージを世界に知らせる道を広げてくれた。音楽市場の環境や聞く人々の趣向が同時に変わっていく今、SMは彼らが作り上げたステージの完成度をさらに高め、YGは新たな方向を見つけた。そして、ステージの完成度は今までと同じく資本とシステムの力量次第であるだろう。
「K-POPスター」はこの3社がテレビの変化に対応する方式である。そして、ステージは事務所の力量を集結させたコンテンツだ。3社は地上波から、バラエティー番組から、テレビの平面スクリーンから、そして平凡な群舞から抜け出し、新たな成功方式を見つけ出す時が来た。そのため、3社の独自性を盛り込んだステージは、その答えを教えてくれるクリエイティブなコンテンツの最前線であり、最終兵器でもある。アップル社のiPhoneとサムスンのGALAXYがそれぞれの会社の全てを代表しているように。そして、他の事務所たちも違うスタイルのステージ、またはステージ以外の何かで3社に立ち向かうだろう。音楽、ダンス、演奏、そしてステージの創造性が非常に重要に思える時代がもう一度到来した。ただ、その主体は個人ではなく事務所であるだろう。それが好きでも嫌いでも、正しくても間違っていても。
元記事配信日時 : 2012年04月12日14時00分 記者 : カン・ミョンソク、編集:イ・ジヘ、翻訳:ナ・ウンジョン
記事より一部抜粋
全文→こちら(Kstyle)
韓国において、この3つの事務所の力は絶大です。
そして、音楽業界へ与える影響も。
こうした事務所がいくつも集まり、団体として動けば、
JYJのようなグループを、締め出すことくらい簡単なことなのかもしれません。
でも、3人はなかなか消えない。
それどころか、より一層、人気は高まり、TVの露出がないのにCDが売れる、となれば、
悔しくてたまらないでしょうね。
韓国では、事務所主導の音楽がはびこり、YGはわりと個性を重視してる感じがしますが、
SMは、時々その育成システムが話題になりますが、完璧にSMの世界をこの世に送り出す駒を
いくつも持とうとしてるわけです。そこに求められるのは個性ではなく、
いかにSMに忠実になれるか、のような気がします。
今まで、この音楽事務所とTV局の音楽番組は蜜月時代が続いてきましたが、
K-POPを国を挙げて世界へ送り出すという名のもとに、ますますその
結びつきが強固になってるとも言えます。
時を同じくして、日本で次の様なことが記事になってたので、興味深いです。
ミスチルも危ない!? 「音楽事務所」というビジネスの終焉
「“一部の売れっ子が多くの若手を食べさせる”という構図が成り立たなくなり、どの事務所も大規模なリストラを行っています。若手との契約を見直す一方、売れっ子には大量のコンサート活動を要求したりもします。そのため、事務所の拘束を嫌がって独立志向を示す中堅・ベテランが増えており、某大手事務所を辞めてフリーとなった歌手Sのようなケースは決して例外とはいえません」
全文→こちら
音楽業界の力学に異変!? 主導権はレコード会社からマネジメント事務所へ
「マネジメント事務所の台頭には、音楽配信の発展も少なからず関係しています。原盤権や出版権をしっかり押さえておけば、仮にCDの売り上げが落ちても、音楽配信等で利益をしっかり確保できますから。また、音楽制作における権利ビジネスの側面が強くなれば、所属事務所の発言力が増すのは必然です。一方で、エイベックスやソニーなどは、グループ内のマネジメント機能を拡充することで、実績を伸ばしています」
全文→こちら
日本の今は、音楽事務所よりはレコード会社。
レコード会社よりはマネジメント会社。ということでしょうか?
エイべなどは、音楽事務所でもあり、レコード会社でもあり、マネジメント会社でもありますよね。
時代に即したビジネスモデルへのチェンジを繰り返しながら、
粘り強く生き残ってるのは、こうした独自の業務体系を持ってるからなのでしょう。
(しぶといはずです)
SMも音源の掌握から、きっとすべての面で実権をつかもうと動いてるのでしょう。
ただ、韓国の音楽市場はあまりにも小さすぎる。
だからこその、世界への進出であるのですが、その収支バランスが不均衡のまま(マイナス面が多い)
今後も進むならば、その行く手は決して明るいとは言えませんね。
主役であるべきは、歌い手、
そして、そのファン。
ファンをおろそかにして、芸能事務所主導の音楽について来い、みたいなやり方では、
結局いつかは、拒否反応が生まれる。
人々が、昔から音楽に何を求めているのか、を、考えたら、
今の日本や、韓国での音楽の在り方は、何か違うとみんなが思うはずですね。
桜井和寿さん(ミスチル)の言葉
CDが売れなくなったのは音楽配信もあるだろうけど
"CD=お金になる"と飛びついた人たちが
そんなに素敵じゃない音楽を価値のあるようなもののようにしてやってきたから
その評価が落ちてきただけの話のような気がする。



