「お前、一旦落ち着け」

真っ直ぐな瞳を私に向けそう言う


落ち着けなんて言われたって
落ち着けるわけないでしょ


「お前も周りの奴らも死んでない」

伊「へ?」


私、死んでないのか。
なんだ良かった〜


「おい、何ヘラヘラしてんだ」


ホッとしてる私を見た案内人が
怖い顔をみせる


「お前はあともう少ししたら死ぬんだぞ?」

伊「い、生きれる可能性だって」

「あるけどほとんど0に近いんだからな」


「奇跡が起きない限り無理だ」