こんばんは🌃✨リッチーです🌈
禁酒は3日目でアウトでした(;^∀^)、、、
今日はかつて不可解な離脱症状であった『言葉が出ない』についてお話したいと思います
あれはなんだったのか未だに不思議です
秋深まる11月、俺たちは横浜のガストにいた
二人とも、ベンゾジアゼピン20年以上常用していたバリバリの長期使用者であり入院中に同室で知り合いほぼ同時期に断薬した
それから退院しても二人凄く体調が悪く依然として休職中のままであり
このままではいけない、何とかして復職しなければと、、、焦って焦って久しぶりに逢って、どうしていけばいいのかについて語りあった、断薬1年の秋である
ガストの窓の向こうでは銀杏の葉っぱが、ヒラヒラと落ち始めていた
うん、まぁ何とかなるでしょう
「そんなぁ、なんともならんでしょう」
うーん、、、困ったね
................
ふと、彼の顔つきが変わった、凄く苦しそうである
ど、どうしたの?
「リ、リッチーさん、、、、こ、、、、、、こと、、、、ことばが、、、、、、、、で、、、、、出ない」
えっ、まじかい?
「ま、、、、、、、、、、ま、、、じ」
隣の席では女子高生二人がこっちを見ている、
何やらひそひそ話をしているようだ
俺は彼の苦悶に満ちた表情を見て、不埒にも可笑しくって吹き出しそうになった
言葉が出ない?はぁそんな馬鹿なことないだろう、大袈裟なんだよなぁと思いながらニコニコ笑いながら
大袈裟なんだよなぁー
と言おうとした
しかし
しかーし
言葉が出ない
もう一度
大袈裟なんだよなぁ
と言おうとした
しかし
言葉が、、、
全く言葉が出ない、、、💧
えっ、うそ、えっ、、、
俺はスゲー焦って
何度も何度も言葉に出そうとした
しかし
💧
言葉が出ない
思考としてはあるのだが
言葉が出ない
二人とも言葉が出なかった
俺の笑顔が消えた
...............
秋の陽が落ちてきたらしい、窓の外は暗くなってきた
銀杏の葉っぱがヒラヒラと落ちている
女子高生はもういない
言葉を失った二人
苦悶に満ちた表情でみつめあう
50すぎの男二人はガストで長い間みつめあうのであった
ここが新宿二丁目だったら違うシチュエーションがあるのだが
ここは横浜のガスト
ドリンクバーだけで三時間
俺たち長期服用者にはもう復職は無理なのか、
断薬1年
生きているのがやっとであった
俺の
スピリチュアルな場所
日中は
波の音
潮の香り
海風
太陽
山は緑 空は青い
子供たちの声
魚が跳ね
命が躍動する
でも
ここはサンセットからがいい
実にいい
月が海を照らし
光の道ができる
ただ
波の音があるだけ
他に何もいらない