気がついたら公園。



真っ暗の中で男が目の前にいた。




「あっやっと目を覚ましたね」




そう言いながらあたしの髪を触る。



あたしはその手を払いのけた。




バシッ




『触らないで!』



「ふっ…カワイイ」



男は鼻で笑った。



そしてあたしは気付いた。









これは









強姦だ。




ヤバイと思って逃げようとした。



けど、




ガシッ-



簡単に腕をつかまれた。




「逃がさねぇよ」



口を手でおさえられる。



服に手をかけられた…








北海道ではこんなことなかったのに…




あたしは…






今から








汚れるの?







隆弘…









ごめんね…





そう思った時、隆弘の顔が浮かんで涙が溢れ出した。






「泣いても無駄だよ」




ムカツク。
何も出来ないあたし。




誰か助けて。




そう心の中で叫んだ。





すると…





ボコッ-




鈍い音がした。



後ろを見ると、




『塁さん!』




塁「大丈夫か?」




「くそっ…」




男は走って逃げた。



あたしは涙が止まらない。




『怖かった…』



体がビクビク震える。



塁「これ店に忘れてたから捜してたんだ…大切な物だろ?」



それは隆弘からもらった指輪。



そういえば洗い物をしてるとき外していた。



『グスッ…スイマセン…』




塁「今日は家に泊まっていきな…」



塁さんはあたしを優しく包み込むように歩いてくれた。






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明衣「うそ…大丈夫だった」



明衣さんはそういって優しく抱きしめてくれた。



少し止まっていた涙がまた溢れ出した。



明衣「大丈夫大丈夫…」



明衣さんは頭を撫でてくれた…



そして少し泣きおさまって、あたしはベットにうずくまっていた。



すると明衣さんがホットミルクをあたしにくれた。



明衣「あたしのオリジナル?(笑)おいしいわよ」



あたしはそっとホットミルクを口に入れた。



『おいしい…』



明衣さんはクスッと笑ってあたしの前にあるソファーに座った。



明衣「やっぱり愛の力はすごいわ…」



『愛の力?…』



明衣「うん…だって考えてみて?もしチビちゃんが指輪をずっとつけてたとするでしょ?そしたら塁はチビちゃんを助けれなかった…つまりニッシィがあなたにあげた指輪があなたを守ったって事。」



『愛…』



明衣「ニッシィに感謝しなきゃ」



『はい!』



少し涙を溜めてあたしは頷いた。



明衣「じゃあ今日は寝よ?」



『はいっ!』






愛の力。
隆弘があたしを守ってくれたんだ…




あたしはベットの中でそっと指輪を握った。




続く