×1独身、57歳のアメリカ車旅の夜は更けて・・・ | it' my america

×1独身、57歳のアメリカ車旅の夜は更けて・・・

1缶50円のビールで乾杯 1缶50円のビールで独り乾杯  I-5号線と交差するI-8号線に入ると、インターチェンジ3つくらいまでが通称「ホテルサークル」と呼ばれる、ホテル&モーテルの密集地がフリーウエイの両側に広がる。いつもならそのエリアで泊まるのだが、クーポン雑誌の情報により、さらに東へ5分ほど走った所に40ドル台のモーテルが見つかったので、そこに向かいチェックインすることにした。

 夕食は既に買ってあるので、チェックイン後湯沸かしポットで湧かした湯でホウレン草を湯がき、持参のおかかを振りかけてお浸しを作り、これまた持参のカップ麺と共に冷えたビールをグビリ。こんな手軽な食事が、アメリカ車旅の定番となっている。レストランでの夕食のチップは、日本人は10-15%とで良いと思っているが、アメリカの常識は20-25%である。そんなに高いチップを払って、酒酔い運転になるからアルコールを飲めないのなら、モーテルの部屋で食べるに限ると思っている。

 ましてや今回の旅のように、1人でレストランに入れば周囲からジロジロ見られるのが必須なら、傍目には侘びしいと感じるかも知れないが、気軽に1人で食べた方がどれだけ良いか。ベッドに座って足を投げ出し、テレビを観ながら1人食べる夕食は、特別侘びしくも感じないし、いつものスタイルであり、今回はたまたま1人なだけであるという感じでいる。

 テレビの横にある姿見に写る自分に向かって、「乾杯」と缶ビールを掲げ、その姿をデジカメで撮る中年男独り。その有様や、楽しからずやである。これが×1独身57歳の男が、2005年の初夏に楽しむバカンスの実態である。

 「明日はとことん買い物を楽しむぞ」という気分を胸に、ビールの酔いが少しずつ周って、瞼が重くなった中年は夢の中へと誘われていった。