日「自己採点どうだった?」

秀「なんとかクリア。だから志望校落とさないで大丈夫。」

日「俺もクリアした。でも数学が思った以上にできなかったか、前期試験までには直さなきゃだよ。西島は?」

隆「キリキリクリア。」

秀「すごいな。」

日「まだ、試験終わった訳じゃないから気が抜けないよな」

隆「うん。あと二週間かぁ。慶明は後期試験ないから」

日「俺はまだまだあるし。二次とか」

秀「そういえば、千晃と真司郎遅くない?」

日「確かにそうだな…いつももっと早いのに…」

真「大丈夫やて、な?」

すると真司郎と目を腫らした千晃が教室に入ってきた。

隆「千晃、大丈夫か?」

秀「どうしたんだよ」

真「言ってもいいんか?」

千「うん…どうせ言わなきゃだし…」

真「実はな、日本史で点数かなり落としたらしくて…受験校かえなあかんかもしれないって」

日「千晃…、でもまだわかんないだろ?何点足りないんだよ」

千「32点…。」

日「……」

千「だからね、私、桜ヶ丘女子やめて他受けることにしたの。」

隆「他って…」

千「具体的には決めてないけど、共用大とか帝号大とかかな」

どの大学も千晃の実力ではもったいない大学だった。

千「私、私立大学はセンター利用狙ってたからさ、ダメだったら一般で受けようとしたけど…」

みんななんて声をかけていいのかわからなかった。

千「ごめんね、心配掛けて。今から職員室に行って先生に報告してくる」

そういって千晃は教室を出ていった。

日「嘘だろ…」

みんな悔しそうだった。自分のことではなくても6年間ともに頑張ってきたなかだ。あと一歩のところで諦めなければならなくなった千晃が気の毒でならなかった…。


つづく

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コメ待ってます音符