ついに、明日がセンター試験だ。1日の授業が終わり、HRで先生が生徒たちにエールを送っていた。

先「明日はセンター試験だ。国立志望の人たちはもちろん、私立志望の人たちもセンター利用枠を狙う大事な試験だ。青葉学院生としてやってきたことや、自分の頑張りに自信をもって2日間の試験に臨んでほしい。頑張ってこい!!!では…あっ、浦田先生なにかありますか?」

直「はい。いいですか」

先「あぁ」

直「実は、宇野から手紙を預かっている」

クラス中が驚いた。もちろん隆弘もしらなかった。

直「今から読むな」


32HRのみんなへ

みんな、お久しぶりです。11月に1日だけ登校した日に温かく迎えてくれてありがとうございました。とっても嬉しかったし、楽しかったです。

みんな受験勉強で大変ですか?きっと辛かったり不安になっている人たちが多いと思います。私も絶対にそうだったと思います。今回、私は治療に専念するためみんなと一緒に大学受験が出来なくなってしまいました。だから客観的に見てみると青葉学院生は真面目に向上心をもって取り組み、周りに刺激しあえる仲間がいます。そのような環境で約6年間過ごしてきました。これはどこの学校でもできることではないと思います。そんな中で生活してきた青葉学院生だからこそ自信をもって、自分の力を出しきって試験に臨んでください!!!


私は今、大きな治療をしています。頑張るかたちは違うけれどみんなと一緒に頑張ります。

明日はみんなの健闘を祈っています。

自分を信じて頑張ってください。


宇野実彩子



みんな言葉に感動した。中には涙を流す生徒もいた。実彩子はそれくらいクラスに大きな存在だった。

直「宇野は宇野なりに頑張っている。お前たちもお前たちなりに全力を尽くせ!!!明日、明後日、頑張ってこい!!!」

生徒「はい!!!!」

クラスが一つになった気がした。実彩子の分まで、期待に応えられるように頑張ろうと。



~帰り道~
真「宇野ちゃんの手紙、嬉しかったな」

日「うん。なんだか自信ついたかも」

秀「絶対に成功させる」

千「私もクヨクヨしてないでどんとかまえなきゃ。なんてったって私たち青葉学院生なんだもん!!!」

隆「そうだな。6年間頑張ってきたんだ。実彩子の言う通りがんばれる!!!」

5人とも分かれ道に差し掛かった。

隆「円陣組まないか?」

秀「円陣?」

隆「あぁ。みんなで気合い入れしようぜ!」

日「おう!やろうぜやろうぜ」

真「せやな、ほなやるで!」

千「うん♪」

5人で円陣を組んだ。

隆「センター試験、全力尽くすぞー!!!」

5人「オーーー!!!!」

5人のかおは晴れ晴れとしていた。もうなんの迷いなどないような自信に満ち溢れているかのようだった。


つづく…



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