医「経過があまり思わしくないですね…」

実・母「渡航できますか?」

医「今のところは大丈夫だと思います。でも、治療の効果が思ったほど出てないです。副作用も酷いですし。2月の渡航を目指しましょう」

実・母「はい…」



実「あっ」
実彩子の母が病室に戻ると、実彩子は何かを隠した。

実・母「なにか隠した?」

実「ううん。なんでもない」

実・母「あっ、ダメよ。いくら起きてもいいからっていっても安静にしなきゃ」

実「カテーテルだって終わったんだからいいじゃん。ところで先生なんだって?」

実・母「予定通り2月の渡航を目指そうって」

実「そっか…」

少し咳がでた。

実・母「大丈夫?」

実「うん…。」

経過が思わしくないのは実彩子も薄々気づいていた。


直「久しぶり」

夕方、久しぶりに副担の浦田先生が病室を訪れた。
実「お久しぶりです」

直「どうだ~、渡航も近づいてきたな」

実「はい。予定では来月の予定なんです。まだ予定なんでわからないですけど」

直「と、なると3月の卒業式のときは日本にいないんだな」

実「まず、私卒業できますか?入院して単位とれてるんでしょうか…」

直「心配することない。単位もとれてるし、なんていっても成績優良者だからなんも心配することないさ」

実「よかったぁ…。でも卒業式に参加できないんですよね。寂しいな…」

直「帰ってきたらかならずやろうな」

実「え?」

直「卒業式、やろうな」

実「先生…。ありがとうございます♪」

実彩子は浦田先生のその気持ちだけで嬉しかった。

実「あっ!あと…」

実彩子は思い出したかのように引き出しから手紙を取り出した。

直「なんだ?これ」

実「クラスのみんなに読んでください。私からのエールです」

直「わかった。」


つづく…




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感想待ってます♪


あめしんの条件にできるだけコメしてねってあるのにしてくれてないかたが多くて残念です渹