実「もう12月か。早いなぁ」


12月に入り、寒さも急に激しくなった。


実「隆弘も、模試も終わって一安心だね」


隆「長かったなぁ。模試ばっかりで萎えそうだったし。」


実「センターまであと一カ月だね」


隆「あぁ。やべ~緊張してきた((( ;°Д°)))」


実「も~今から緊張してどうすんのw」


二人でほのぼのと話していた。だが、突然実彩子が胸を押さえ、険しい表情を浮かべた。発作だ。


隆「大丈夫か?」


実「うん、これくらいなら・・・・全然」


日に日に病状が悪化して言っているのは隆弘も感じていた。


実「もう大丈夫。ごめんね」


隆「うん・・・。無理はするなよ」


実「わかてるって。」


隆弘は日に日に実彩子が日に日に弱ってきているのはわかっていた。前よりもベッドの上で過ごすことが多くなった。






医「実彩子ちゃん、話があるんだけど」


隆弘が帰った後、医師が病室に来た。隣には母もいた。


実「なんですか?」


医「病状なんだけど、あんまり良くない。酸素の濃度も低下している。」


実「はい・・・・」


医「良くするために、治すために、移植を・・・・と考えているんだ」


実「移植ですか!?」


医「突然言われて驚いちゃうよね」


実彩子は驚きを隠せないようだった。


医「外国へ行って、移植をする・・・・それが一番いい方法なんだ。今ならまだ海外へ渡航する体力はある。このときを逃すことはできないんじゃないかって思ってる。」


実「でも、費用とか・・・・・」


医「大丈夫だ」


実「どういうことですか?」


医「明日、それがわかるよ」


実「はぁ・・・・。それにしても移植って、突然すぎて・・・・。でも、治るんですよね?」


医「言いきれないが、確率は上がるのは確かだ。」


実「わかりました・・。」








~病室の外~


実・母「大丈夫でしょうか?」


医「絶対に安心とは言えません。ただでさえ、渡航をする体力もギリギリです。最近、病状も思わしくないですし、近いうちには酸素ボンベも必要になると思います。今までよりはリスクも高くなります。でも、きっと、今しか機会はないんです。今を逃すと、もうこれ以上は・・・・・」


実・母「かけるしかないですよね。あの子を信じます。」


医「それが大事です。」


実・母「それにしても、本当にありがたいです。そんな、費用を・・・・」


医「ですよね。本当に感謝ですよね」


実・母「あの子、驚きますよね、きっと」


医「はい。きっと。」








つづく・・・