2ヶ月後・・・・

朝の教室~

隆「あぁ、模試の結果悪かったぁ・・・。」

日「それ、いつもだろ、別に今に始まったことじゃない。」

隆「やかましい!!そういうお前も最近ずっと宇野に勝てないだろ?」

日「(グサッ)いや、お、俺は今準備期間だからな!!これからだぜ!これから!!!!」

隆「ここ最近真司郎はずっと点数いいし、秀太とは10点も引き離されてるし・・・・。」

真「おれやってそれなりの努力はしてるって」

日「西島、慶明の判定どうだったんだよ。」

隆「でぃ・・・・でぃ・・・・でぃ・・・」

日「は?もっとはっきり言えよ」

隆「でぃ・・・・でぃ・・・」

真「もうじれったいわ!!D判定だろ?」

隆(しょぼーん)

真「そんなに落ち込まんでもええやろ、わかってたことなんやから」

日「やってこなかった自分が悪いだろ」

隆「今からだから!!!今からがんばるから!!!」

真「はいはい。何度同じセリフを聞いたことか・・・・ってか今日、秀太おそくない?」

日「確かに・・・いつももっと早いんだけどな」


すると後ろのほうから

千「ちょっ秀太!足どうしたのぉ!!!!」

千晃が大きな声をだして驚いていた。それもそうだ。秀太が松葉杖をついて教室に入ってきたから。

隆弘と真司郎と日高も秀太のまわりへ集まった。

秀「きのう、部活で足ひねっちまってな。」

隆「折れたのか???」

秀「いや、捻挫ですんだんだけど・・・・。全治3週間・・・・。3年最後の大会に出れないんだ・・・。」

実「そ、そんな。。。。」

みんな驚きを隠せなかった・・。



放課後~

隆「秀太、いっしょに帰ろうぜ。みんな部活のなんのっていないから」

秀「一緒には帰らない」

隆「なんだ?どうした?秀太のペースに合わせて歩くから心配すんなって」

秀「試合、出てくんないか!!!!!」

隆「えっ?あっ!はい???」

秀「だーかーらー、おれの代わりに出てくんないか?試合に!!」

隆「えっ!俺、そんな急に言われても・・・・。だってブランクだってあるし。」

秀「だから、今から部活行け!おまえなら大丈夫だから!!!」

隆「は????突然すぎて話付いていけないんだけど」

秀「お願いだ!!!このとおり!!!」

隆「わ、わかったよ。。。。で、出るよ」

秀「ほんとうか???」

隆「だってここまで本気の秀太みたことないし、よっぽどだなって思って・・・・。」

秀「決まったらさっそく行動だ!よし!体育館いくぞ!!」

隆「まず、顧問に話しなきゃじゃない?」

秀「安心しろ、俺が話しつけてあるから。」

隆「はぁ~??」

浦「よしっ!じゃぁ西島行くぞ!!!」

隆「えっ!!!浦田先生?いつの間に・・・・ってかえっ?」

浦「昼休み、末吉と話し合ってお前をスカウトすることに決めた!スカウトされたからには頑張れよ」

隆「ちょっと・・・急展開すぎるんだけど・・・・。」

というわけで隆弘はバスケを試合までの期間やり始めることになった。




部活~

試合まであと一週間を切った。隆弘は日に日に再びバスケにのめりこみ、まったくブランクを感じさせない動きで浦田の期待の星になっていた。

浦「いいうごきしてんなぁ。やっぱおれの眼は間違ってなかったな」

実「あの、先生!!」

用があるのだろうか、実彩子が体育館を訪れた。

浦「おっ、宇野じゃないか。どうしたんだ?見てみろよ、お前の彼氏頑張ってんぞ」

実「は?」

浦「そう照れんなって。」

実「(確かに隆弘が言ってたように結構めんどくさいかも・・・・)先生、そろそろ放送部のマイク返してもらいたいんですけど。」

浦「あっ、そういや借りてたな。あれいいマイクだよな。エコーもきれいに聞くし」

実「いや、あのぉ言わせてもらいますけど、放送部のマイクは先生が歌うためにあるんじゃないですし・・・」

浦「そう、固いこと言うなってぇ」

実「立花先生がカンカンですよ」

浦「えっ?」

実「教師たるものが部活の備品をかりて私的に楽しんで使ってる、これは説教だなって・・ちょ、先生!!」

浦田は走って出て行ってしまった。きっと立花先生に謝りに行くんだろう。実彩子はすこし浦田先生に呆れ気味だった。

せっかく体育館に来たことだからついでに実彩子は練習を見ていくことにした。やっぱり、隆弘がバスケをしてる姿が好きだと改めて思った。


つづく・・・・