~部屋~ 千晃side


私のおばあちゃんに真ちゃんのおじいさん


この雨が止んで村に戻ったら警備隊の人を呼ぶことになった。


真ちゃんは宇野ちゃんが人狼だからもう問題ないって言ってたけど......


私は宇野ちゃんが人狼だなんて思えない。


宇野ちゃん大丈夫かな.........







コンコン






千「は はい!」


真「俺や」


千「あ 開いてるよ」


真「鍵ぐらい閉めとき......」


千「えっと ごめん。それで何か用事?」


真「実彩子に食事持っててやってや」

 「俺は実彩子が人狼やと思っとるけど皆らはそう思ってないんやろ?」

 「俺が持ってたっても怯えさせるだけや、俺も付いてくけど部屋には千晃が入ってな」


千「真ちゃん............」

 「あ でもにっしーの方が適任じゃない?」


真「あいつは............ちょっとおかしい」


千「えっ?」


真「なんとなくやけどな?」

 「とにかく持ってくで」

私は宇野ちゃんに食事を持ってくことになった。














真「俺は待っとくから渡してこい」


千「うん」




ガチャ



実「あっ」


千「食事、持ってきたよ」


実「ありがとう〜!」


千「はい、どうぞ」


実「こ、こんなに!?」


千「多すぎちゃった?笑」


実「大丈夫、全部食べるよ」















千「ねぇ………」

   「その包帯の事なんだけど…」


実「あっ    これ」


千「小さい頃火傷したって」


実「私ね、この腕の火傷のせいで小さい頃いじめられて人前で包帯を取るのが怖くなったの」

   「こんな酷い腕を見せたらまた嫌われちゃうんじゃないかなって。私のわがままのせいで皆に迷惑かけちゃった。ごめん」


千「そんな事ないよ。私は宇野ちゃんが人狼だと思ってないから」



千「あっそういえばにっしーと仲いいんだね。宇野ちゃんが閉じ込められた時も真ちゃんに詰め寄ってたし笑」

   「その時に、包帯取りたくない理由も言ってたし…そこまで話すとは」

   「…………………付き合ってるの?」


実「えっ…………」


千「どうしたの?」


実「私……にっしーにそんな事話した事ない。」


千「えっ」


実「特に親しい訳でもないし、顔見知り程度だから」

   「火傷のことだって話した事ない……」


千「それってどういう…」


実「あまり人を疑うのは良くないんだけど、最近家に手紙が届くようになったの」

   「その内容が……」


     『僕はいつも貴女を見ています。』

『愛してるよ。僕の僕だけの宇野ちゃん』

   
   「といった内容で、たまに部屋の中の物の位置が勝手に変わってる気がして」


千「それってストーカーってやつ?」


実「直接的な被害はないけど、気味悪くって……」


千「それをニッシーが?」


実「分からない     けど…」


真「おい!まだか」


千「あっごめん」


実「この事は誰にも言わないで。ニッシーって決まったわけじゃないから」


千「分かった。あまり無理しないでね」


実「ありがとう ´ω` )/おやすみなさい」


千「おやすみなさい………」


その後、私は部屋に戻って寝ることになった。明日雨上がってるといいな……



                               


                                続く…………