Blue side
青『中庭で待っとるけ!!』
紫『うん、分かった!!』
授業が終わり、宇野さんにあげる用のそこそこお高いチョコがバッグに入っているのを確認して、他の4人にバレないように教室から出ようとする……
しかし。
橙「真司郎どこに行くの〜?いっつも俺らと帰ってるのにおかしいじゃーん」
ここで、何かを感じ取ったのかにっしーが後ろから声をかけてきた。
この男はつくづく邪魔だ。なんでこういう事に気付くんだ。
緑「えー、真司郎どこ行くんだよ」
桃「何もしてないのに、そんな早く出るなんておかしくね?」
青「ちょっとカフェ寄ろうかなぁ〜、みたいな」
橙「え、俺らも行くよ〜」
やから、邪魔やって言っとるやん!!心の中で。
黄「俺も行く」
邪魔や!!
青「俺、今日はよ帰らないけん」
緑「えー、今日に限ってー?」
なんでそんな引き止めるん!!
青「とりあえず急がないけんけ〜……!!」
めんどくさくなって、飛び出し廊下を全力ダッシュする。
橙「あっ、宇野さんか!!待て!!」
黄「渡すかよ!!」
めんどくさい、何やねんあいつら!!
後ろを見ると、女子みたいな走り方で走るにっしー……あいつ女か。
あと、獲物を捕らえた肉食動物みたいな目で追っかけてくる秀太と日高と直也くん。
青「場所変えよ!!」
走りながら携帯を取り出し、宇野さん宛にメッセージを送る。
青『やっぱ資料室!!』
それを打っている間も追っかけてくる4人。
絶対嫌や!!あいつら邪魔するだけやもん!!逃げ切らな……
すごくガキんちょすぎますね、コメディみたいになっとる……一応恋愛小説なんですけどね……笑
どうにかして終わらせんといけんから、ちょっと頑張ります笑