Orange side


緑「もういいよ、いなくなったんだから。どっか行こう」


俺らの中でいうと、リーダーっぽい直也くんがそう言った。


桃「だな、じゃあ俺の服買うのに手伝って。直也くんセンスいいじゃん」


橙「俺、なんか軽く食べたい。甘い物食べたい」


緑「じゃあ、食べてからの服な」


しょうがなくダラダラと歩いて、馴染みのあるカフェへとやって来た。


来たのは、友達のお父さんがやっているお店。


橙「今日のケーキとカフェモカで~」


緑「じゃあ普通にコーヒーで」


桃「カフェオレ」


それぞれが注文を頼む。


テーブルに頼んだものが届くまでの間、Twitterを開き、見つめる。


タイムラインを興味無く見つめていると、一つのツイートが目に入った。多分一個下の2年生の子のツイート。


『宇野様と日高様がデート?してるんだけど、お似合い!!神々しい……』


橙「はぁぁぁ???」


緑「うるさい、迷惑だろ」


桃「はぁ……」


橙「いやいや、これ見てって!!」


緑「ん〜?」


それを見た瞬間、目を見開く2人。


桃「すみませーん、注文取り消し!!よし、行くぞ」


単純な俺らはその2人に向かって……いや、宇野さんに向かって、当てもなく走る運命になった。




うんん……単純すぎますね、この3人笑