Purple side


私のせいかな?


でも私は、浦田くんとしか約束してなかったのに……


他の2人……にっしー君?と秀太君?はどうして来たの?


そんな疑問が頭の中で駆け巡り、私は耐えきれずに逃げだしてしまった。


時間をかけて選んだ服と、いつもより手間のかけたメイクも台無し。


自分が逃げ出したのが多少なりとも悪いんだけど……


紫「はぁ~……」


1人で入ったカフェでココアを飲みながら、ため息をつく。


その時、カランコロンと音を鳴らし人が入ってきた。


その男の子も1人だ。


黄「あ、すみません。コーヒーで」


常連さんなのかな?メニューも見ずにコーヒーだけを頼んだ。


帽子を取ると、そこには見た事のある顔が。


紫「……猫目でソース顔の人」


黄「ん、あれ?女神様だ」


ボソッと呟く私の声を聞き取り、「奇遇だね」なんて言いながら、私の前に座った。