Green side


緑「あのなぁ、お前ら……」


橙桃「「え?」」


緑「馬鹿でしょ?」


そう来るかな?ってのは分かってたよ。


たださ……


緑「なんでそんなにオシャレしてんの?」


いつもより気合いが入ってるのが丸わかり。


橙「そう?」


気合いが入りすぎて、イキリ男にしか見えない。


桃「まぁまぁ、ダブルデート楽しもう」


そういうこいつも同様。


けどな、


緑「ダブルデートって俺と宇野さん&秀太とにっしーって解釈でいいわけ?」


桃「いや?俺と宇野さん。直也くんとにっしー」


橙「え?俺と宇野さんでしょ?後の2人はおまけ程度に付いてくれば」


こういうことになるんだ。


緑「俺が誘ったから、俺とだよな」


橙「何言ってんの?俺とでしょ?」


桃「こんなむさ苦しい2人ととか嫌だろ?そこは1番爽やかっぽい俺が」


駅前の大きい広場で大きい声を出していると、それなりに人に注目される。


それが功を奏してか、


ワーギャーと下らなすぎるやり取りをしていると、


紫「浦田くん……?」


女神が俺の名前を呼んだ。