キルト:
1920年代に、イギリスのエドワード8世(=ウィンザー公)が、スコットランドの民族衣装『キルト』に合わせて靴に靴ベロを付けたことに始まる、キルトの歴史。
このウィンザー公という方、ご存じの方も多いと思いますが、
ダブルモンクストラップの考案者であり、また、ウィンザーノットの考案者、その他にも多々、色々な着こなしの提案をしたりと、世界でも指折りの洒落者で知られた英国王族の一人。
とにかくネタのつきない人生を送った人物であり、
世界で初めてタバコを吸っている姿を写真に撮らせた王族、
世界で初めてラジオに出演した王族であり、
もう、色々と多すぎて伝説とまで呼ばれる人ですので、
その他のことは、ウィキペディアをご覧頂くとして、
何よりも今のファッションに多大なる影響を与えた人物です。
さて、靴の話からは逸れましたが、
このキルトといえば、後に、防砂目的としてゴルフシューズにも用いられることとなり、
紐靴タイプとなるとそうしたイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、
もとは、ウィンザー公の拘りから生まれた物だということも合わせて覚えておきたいところですね。
さて、前置きが長くなりましたが、
そんなキルトとタッセル(房飾り)という飾り付けがされた、
本日は、キルトタッセルローファーをご紹介したいと思います。
本国スイス製のBALLYのキルトタッセルローファー。
年代は90年代頃の比較的新しい物故に、コンディションもかなり良い一足です。
BALLYはフランス靴にも精通している為、
そのシルエットは、フランス靴を思わせるエレガントな仕上がりです。
テーパードパンツやスキニーなどと合わせてその装飾を際立たせて履きたい一足。
是非、お試しください。
もう一足は、個人的にも特に推したい、この一足。
・USA製 ”Johnston&Murphy” スエードキルトタッセルローファー
・SIZE:不明(27cm相当)
初見は、フェラガモの靴かな?
そう感じましたが、この面構えでアメリカ製の”Johnston&Murphyジョンストンマーフィー”というのは、
かなり珍しく思います。
ジョンストンマーフィーといえば、元々がイギリスの靴職人がアメリカに渡り、創業したブランドだけに、
イギリス発祥のキルトタッセルローファー自体は、手掛けていますが、
こちらは、イタリアのラグジュアリーブランドを思わせる仕上がりです。
それでいて、スエードを使っているあたりが特にグッと来てしまいます。
共に、履き口に広さのある靴ですので、
ソックスにも拘りたいところ。発色の良い単色のソックスや
アーガイルやボーダーの柄物を入れてみても雰囲気は高まりそうですよね。
旬なスリッポンタイプ、是非、お試しください。
以上、本日のスリーエースワゴンでした
小田





