日高side
西「はっぴーはろうぃん!!!」
楽屋で堂々と叫ぶ西島に非難の目を向けるメンバー。特に與。
「「「「「………………」」」」」
西「ちょっとちょっと!酷くない⁉︎今日ははろうぃーんだっていうのに!」
日「おい、お前カタコトすぎ。馬鹿がバレるぞ。」
與「Halloween」
一応忠告しておくと、與も親切にも言い直してやってる。
與さんは本当に優しい。うん。
西「んだよ、お前ら!俺は元々馬鹿だって知ってんだろ、」
浦「いやまぁ、知ってるけどさ、これ以上馬鹿になられても、ねぇ。」
直也くんの言葉にみんなが頷くと、頬を膨らませて宇野ちゃんのもとへ歩いて行った。
西「宇野ちゃん、はっぴーはろうぃん。てな訳でお菓子ちょーだい」
宇「うっさい、邪魔、どっか行って」
與「宇野ちゃんに同意。今日はイベントあるから気合い入れてるんやって…、ふぁーあ」
AAAの王子様とは似ても似つかないような大きいあくびを1つして、机に突っ伏す與。気合いの気の字も見られない。
現在時刻、午前3時45分。
ありえねーわ。ベッドで寝たい。
西「あーあ、まさかの誰にもお菓子もらえないパティーン…」
末「まぁ、ドンマイ。」
西島が人生のどん底のような顔をして突っ立っていると、流石にかわいそうになったらしい宇野ちゃんが西島のもとへ。
宇「…はいにっしー、happyHalloween」
西「え”ーーっ!?いいの!!?ありがとう、マジ感謝!!!」
與「ちょっ!みちゃこずるいやん!俺にも!俺にも!!」
西「はん、與ざまぁー!」
末「俺もほしー!」
浦「宇野様、俺にはいただけますよね?ね?」
んだよ、12周年迎えたっつーのにこの小学生みたいな争いは…。
宇「あははっ、みんなの分あるから!…おいにっしー、真司郎の分取るな!」
與「おい、返せぇぇぇえ!」
西「ちょっと與押すなって!!」
末「おい西島っ」
ガタガタガタッ
椅子倒れるし、机の上の書類は散乱するし、西島が與と秀太の下敷きになるしで散々な状況。
マネ「え!?どうされたんですか!!」
日「はは、すみません…こちらで全部直しときます…」
どうにかマネージャーを丸め込み、出て行ってもらう。
…なんで俺が仲立ちしなきゃなんねぇんだよ。
みんなでブツブツ言いながら書類を直す。
俺が一番文句言いたい。
與「みちゃこ、クッキーありがとな!」
浦「宇野様、このご恩は忘れませんぞ。」
末「やったー、宇野ちゃんサンキュー♡」
西「ふふっ、全ては俺のおかげ〜♪」
どうやらお菓子争奪戦は収まったようだ。
一件落着。
宇「…ハイだっちゃん。…これが一番クッキーの枚数多いよ。笑」
宇野ちゃんが近づいてきて笑いを堪えながらコソコソ言う。
日「…まじかよ。ま、ありがと。」
残り物には福があるんだな、やっぱり。
綺麗にラッピングされた黄色のリボンをほどき、クッキーを口に運ぶ。
男子メンバー揃って口をモグモグさせているのを眺めて、やっぱり俺らはこんな感じなんだな、なんて思った。
後日、俺が一番枚数が多いのを貰ったのがばれ、また喧嘩が勃発するとは知らずに。
あとがき
どうも月姫です!
SHOW TIMEの合間に休憩程度に書かせてもらいました〜
改めまして、AAAさん、12周年おめでとうございます
ライブ、本当に最高でした!
今回は日高くんsideでしたが、めちゃめちゃ難しかったです
日高くんはなんとなく、メンバーを見守ってるっていうイメージがあるのでこういう立ち位置になりました。笑
次はSHOW TIME更新すると思います。
どうも、月姫でした!