世界に適応したい理由を考えた。

別に立派な話ではない。

適応した方が面白そうだからだ。

見える景色が増える。

行ける場所が増える。

話せる人が増える。

人生を変えるほどの出会いなんて、そうそうない。

でも、あった方が楽しいじゃないか。

昔の私は顔色ばかり伺っていた。

自分の好きを持っていなかった。

誰かが好きだと言ったものを、後ろから好きになっていた。

だから世界は狭かった。

今は違う。

好きなものを好きと言う。

会いたい人に会いに行く。

その結果、好きなものが増えた。

世界も少し広がった。

顔色ばかり伺って、好きを持っていなかった子が。

今はたくさんの好きを手にしている。

なかなか、かっこいいじゃないか。