百合ちゃんのブログ

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私は20数年間、ある山の上で暮らしていました。
そこで出会った事を、少しづつ、ご紹介しています。

4WD車で、ある山の頂上付近を走っていました。
細道の両側は木々の連なる森です。
道のすぐ脇の木の陰に隠れて、こちらを、じっと見つめている、何者かを見つけ、車を止めました。
こういう場合は、たいてい、犬?
と、まず思います。
しかし、そこにいて私を見つめているのは、絵に描いたような、大きなキツネでした。
この辺りにもキツネは珍しかったので、車の中から見つめていると、キツネはサッときびすを返し、10メートルくらい行くとまた立ち止まって、振り返るような格好で、また私を見つめてきます。
まるで、ついて来て、と誘っているような様子です。
好奇心にかられて車から下り、キツネに近づいて行きました。
近くまで行くと、またサッと駆け出して、少し離れて、振り返ります。
私は道を離れ、山奥へ山奥へと進んで行きました。
何故、あなたはキツネについて行ったの?
皆さんそう思うでしょう。
それがキツネなんです。
ついて行きたくなるんです!
怖い?
いいえ、むしろ楽しいのです。

ここでちょっと友人の話し。
彼女が畑にいたら、飼い犬のミミちゃんが遠くから見つめているのを見つけました。
鎖が切れたか!!
と思い、走って追いかけると、ミミちゃんもぱっと逃げて行きました。彼女が疲れて立ち止まとミミちゃんも立ち止まり、追いかけるとまた逃げて行きます。
彼女は疲れて、あきらめて家に戻りました。しかしミミちゃんはちゃんと鎖につながれてそこにいるではないですか!
ちなみにミミちゃんはキツネ色です
おばあちゃんにその話しをすると
○○ちゃんはキツネに化かされたんだね、嬉しそうに笑ってそう言いました。
キツネに化かされる?
ああ、そういう言い方をするのか。
おばあちゃんのその言葉は妙に心に残りました。
さて 私です。キツネを追って山に入っていきました。しかし道のど真ん中に停めた車が気になります。かなり惜しい気がしましたが、引き返しました。
するとキツネがついて来ます。
さすがに怖くなって、車に飛び乗りました。