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この人は毎回期待を裏切らないね
彼女独特のコミカルでユーモラスな世界観がこの短篇集でより顕著に表れてる印象

勿論人間の根幹に在る闇の部分や狂気的な世界も存分に描かれてて、人間が持つ様々な面が垣間見える

同時に誰もが子供の頃描いた、おとぎ話のような空想世界だったり、一見幼稚で笑ってしまうような妄想が形になって現れたみたいな作品だと思った

最後の「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」(←長い…笑)は秀逸だよね
「お客様」が最後までその姿を見せないところがこの物語の肝というか、想像の可能性が余韻を生んでる
途中の子供が描いたような試着室を引っ張ってる絵にはクスッと来てしまった(笑)

あとは「マゴッチギャオの夜、いつも通り」(←変な名前だよな…笑)と「ダウンズ&アップス」が特に気に入ったかな

毎回彼女の本を読み終えるとすごく切ないというか、「もっと(彼女の世界に)浸っていたかったなー」と思う
そんな作家は今のところまだ彼女だけだから、もっと色んな本を読みたい
沢山読んだからってそういう作家(作品)に出逢えるとは限らないけど、その「可能性」だけは広げておいて損はないからね

ということで次はピンクとグレー読みます