僕はこの疵口から溢れ出る汚れた血が

もっと流れてくれたらいいと思った

疵口を必死に塞いでくれようとする君を制して

僕は其処をナイフで抉った

やめてと泣き叫びナイフの先を握り締めた君

その手からは綺麗な血が滴り落ち

僕のドス黒い血と混ざり合い床に染みを作った

僕の血と君の血の混合液

其はどちらが優性だろうか

僕の血が君の其を侵蝕する?

それとも

君の血が僕の其を浄化する?

いやきっと

僕の汚過ぎる濁った血と君の綺麗過ぎる澄んだ血は

優劣なく混ざり合い中和している

心も体も血も涙も×××も

優劣なく混ざり合い中和する両極端な僕らは

一つになりたくて何時も傍にいる

さあ今夜もまた君と…