つい最近知っておどろいたのだが、「辻」という字の部首「しんにょう」の点が二つに変わっていた。

 2004年のJIS規格の改定で「つじ」の字は2点のしんにょうに変わっていたらしい。

 19年も前に点が二つになっていたのに、全く知らなかった。

 

 遡ると、戦後、日本の教育はよりわかりやすい教育を目指して、それまで学校で教えていた漢字の一部を簡略化するという計画を実行した。1981年に制定された『常用漢字表』において、『常用漢字』は、一点のしんにょうに統一されたそうだ。

 

 1981年に簡略された漢字が2004年にまたちょっと難しくなったのだ。

 

 漢字がいつの間にか変わっていたことに驚いたが、最近私の周辺に起きた事件に対処しているうちに、関係ないところでまた、漢字を調べることがあり、漢字の変遷に「おお?」と思った話をする。

 

 つい最近、私の身の上に起きた事件とは・・・。

 

 そいつは、ちまたの噂にはなっていた。

 

 このアメーバのブログでも見かけたことがある。それを読み「そいつは大変だ~!」と他人事のように聞いていた。

 

 なにやら、そいつは日本全国にたくさん出没しているらしい。

 「今年は異常だ。」と言っている。

 今年の夏が猛暑だったという異常気象も原因の一つと言われている。

 今年特に顕著なのは、街中に出没していること。

 

 それでも、他人事のように聞いていたのだが、

 

 なんと!!私までそいつの駆除をしなければならない?ような場面に遭遇したのだ!!!

 

 そいつは・・・

 

 「ある~日♪家の中♪熊さんに♪出会っ~た♪」

 

 いやいや、いくらなんでもそれは・・・。

 

 出会ったのは、カメムシである。

 

 アーバンベアを期待した方がいたら、申し訳ない。

 

 ただのカメムシである。

 

 洗濯物にでもくっついていたのだろうか。

 驚いたが、すぐにビニール袋にうまいこと入れて口を縛り、生きたままビニール袋を何重にもして捨てた。

 後で知ったのだが、カメムシは自分の臭さで死ぬらしいので、殺すつもりはなかったが、自分の臭さで死んだと思われる。

 

 その日はそれで終わった。

 

 ところが、そのような事件がその後2回も起きたのだ。

 

 いったいどこから侵入してきたのか?

 背中にでもくっついていたのだろうか?

 

 ここで、余談を挟む。

 

 お笑い芸人の「ミルクボーイ」にこのネタをやってほしい。

 

 「オカンが忘れたシリーズ」(そのような名前が付いているかは知らないが)

ボケ「いきなりですけどね うちのオカンがね こわがっている生き物があるらしいんやけど」

ツッコミ「あっ そーなんや」

ボケ「その名前をちょっと忘れたらしくてね」

ツッコミ「こわがっている生き物の名前をわすれてもうて どうなってんねそれ」

・・・・と続き、

いつもの調子で「おー熊やないかい その特徴はもう完全に熊やがな」

・・・・と続き、最後に熊ではなく「カメムシ」だったというオチである。

途中には、「オカンは、そいつを見ると怖さのあまり体が硬直して動かなくなる。」とか、熊を連想させるセリフを入れるのだ。

 

 そして、最後に「いや絶対ちゃうやろ もうええわー」で締めくくるのがいつものパターンであったが、新しいパターンで終わる。(終わり方が私には作れない。ミルクボーイの二人なら面白い終わり方を考えられるだだろう。)

 

 しかし、このネタは熊とカメムシが異常に街中に出没した今年限定のネタなので、季節限定、期間限定である。

 来年もこんなことになったら怖い。

 

 それで、余談ついでに、昔、キン肉マンの超人を読者にアイディア募集していたな~と急に思い出し、ミルクボーイさんもネタを募集したらいいのに・・・などと思った。

 

 余談、終わります。

 

 カメムシを退治するために、カメムシについて調べた。

 ドラッグストアでは、カメムシ撃退スプレーなどは売り切れ続出らしい。

 そして、「ハッカ油」がカメムシが嫌いなものらしい。

 ハッカ油?初めて聞くような・・・。

 ネットで買うと500円ほどの商品に800円ほどの送料が加算される。

 

 私は、送料を節約するために街に出た。

 

 箱の裏面を読むと紅茶等に入れて飲む人もいるようだ。

 

 カメムシ撃退に使うものを人間が飲むとは・・・。

 

 「チョコミン党」の人々は、ミントがカメムシ撃退に使われていることを知っているのだろうか。

 

 いろいろ考えた挙句、またネットで調査していくうちに、ハッカ油を網戸などに塗ってカメムシが寄り付かなくなっても、今度は「シバンムシ」がハッカ油の匂いを好み、増えると書いてあった。

 

 「シバンムシ」?

 

 また、調べると「わずか数ミリの小さな茶色い甲虫」と写真があった。一瞬ダンゴムシのように見えたが、それよりずっと小さい。

 「あいつだ。」とわかった。食品を置いた場所にちっちゃい虫がいるのを見たことがある。

 

 漢字で書くと「死番虫」と書く。英語の名前は「Deathwatch」。これを「死の見張り番」と訳したことが「死番虫」の由来らしい。たくさん発生するとコチコチという音を出すため、当時のヨーロッパではこの音が「死神が持つ時計の秒針の音」と表現されたそうです。(アース製薬「害虫なるほど知恵袋」より引用)

 

 また、余談であるが、この「死神が持つ時計の秒針の音」がお洒落に感じる。

 余談、終わる。

 

 ということで、ハッカ油を使ってカメムシが寄り付かなくなっても他の虫がくるのは好ましくないため、カメムシは1匹ずつビニール袋で捕まえよう、という結論に至りました。

 

 ここまで書いて、書くのがしんどくなってきたので、当初の予定より話をかなり割愛しようと思う。

 

 このまま、昔の思い出とか書いていったら、「ガラスの仮面」並みの長さになりそうなので、あと10行くらいで終わりにする。

 

 急に短くすることにしたので、話が急展開するが許してください。

 

 昔、気持ち悪い虫がいた。名前は「カマドウマ」。何系の虫かというと、ビジュアルはコオロギ系である。

 単体でも「ひぇ~。」と思うのに、なんと!!組体操のように上に乗っかるやつがいて、記憶では5匹が上に一列に乗っかっていた。あれこそ、漢字で書いたら「蟲」だ、と思い、「虫三つの漢字」で検索したら、読み方は「ムシ」だった。

 

 漢字文化資料館の解説によると、「もともと小さな虫を表す漢字は「蟲」の方で、「虫」はまた別の意味をもっていたのです。「虫」は甲骨文字ではマムシの象形文字だとされています。つまり「虫」の字はマムシに代表されるようなヘビのことを表していたようなのです。(中略)そして、現代の日本では、当用漢字が制定された際、ムシのことを表すときには、「蟲」の字の代わりに「虫」の字を用いることが正式に定められるに至りました。」ということらしいです。

 

 簡単になって良かった。

 

 最初の「辻」のしんにょうは点が一つ増えた。(難しくなった。)

 

 この少なくなる字と増える字があることが、まるで毛を増やそうとするやつと、減らそうとするやつがいる現代社会のようだ。

 

 メンズ脱毛する若い男子がいる一方、髪の毛を増毛するおじさん。

 

 増やしたいの?減らしたいの?どっちなんだい?となかやまきんに君にやってほしい。

 

 そして、私は今日も自主リハビリの歌の練習に戻る。

 

 いまでも懲りずに、このガラの悪いおじさんの声が、少しでも女性に近づく日が近いような気がしている。

 

 そう思い続けて3年7ヶ月になる。