とうとう骨髄炎の痛みが出てきた。

 

 ショックではあるが、やっぱりなという気持ちと仕方がないという気持ちでいる。

 

 骨髄炎のことは、放射線治療を受ける前の説明で聞いていたし、治療後の歯の痛みの診察の時も聞いていた。

 

 想定内のことではあるが、痛みがひどい。

 

 激痛に精神を支配され、もう何もできない。この痛みが消えるなら何でもします!!と思う。

 

 レントゲン写真を見ながら説明を受けた。

 

 「この骨の部分が骨髄炎の炎症を起こし、ここを通る○○という神経に悪さをしています。」と指す神経は耳や脳に繋がっている。

 

 激痛は仕事中に起きた。正確には日曜日の夜からで、カロナールを500mg飲んだ。仕事中はあまりにも痛すぎて1,000mg飲んだが、それでも痛くて耳まで痛くなり、頭痛がひどくなり、なぜか喉が熱くなってきた。

 

 転勤したばかりで、仕事に慣れたいと頑張ろうとしても痛すぎて、机に突っ伏してしまった。

 

 もう限界!と思い、時間休を取り予約を取り付け病院にダッシュした。

 

 「骨髄炎」と知り、ショックでありながら安心もした。

 

 舌癌ではない他の癌になったのかもしれないと思ったから。

 

 骨髄炎の痛みを抑えるための抗生物質を処方してもらった。

 

 

 

 骨の痛みのつらさを初めて知った。

 

 こんな我慢できないほどの痛みがあったのか。

 

 痛くないだけで幸せなことなのに、小さなことにブーブー言っててすいませんと、骨の痛みを抱えていた多くの人に謝りたいと思った。

 

 骨髄炎の進行を抑えるには・・・。

 

 思い出したのは、「高気圧酸素治療」。

 

 ブログで知った治療法である。しかし、その治療を行っている病院は近くにはない。

 それに、効果がある治療法ならもっと多くの病院がやっていても良さそうだが、あまりない。

 

 骨髄炎が悪化すると、顎の骨が壊死し、顎切除を行う場合があると聞いていた。

 

 今聞くと怖いが、もし悪化して痛みがひどくなるなら、痛みを取るためなら何でもします!!となるのだろう。

 

 

 

 娘を出産する時、破水してからの出産で陣痛誘発剤を使った。

 その薬が体内に入った時、自分の体に悪魔が取り憑いた?と思うくらい、自分の体がおかしくなった。それまで生きてきた中で経験したどの痛みも比較にならないほどの痛み・・・いや、激痛、いいや超、スーパー爆痛が私を襲った。

 

 あれは本当に痛かったが、痛みとは忘れるものである。

 

 痛みの記憶が鮮明に残らないのは、いいことなのかもしれない。

 

 今は薬が効いていて、嵐の前の静けさみたいな感じ。

 

 

 

 

 そして、来週は人間ドッグがある。面倒くさい。

 この前CT受けたばかりでいらないと思うのだが、これも仕方ない。

 

 仕方ないことに囲まれている日々です。