人間ドックで「要精密検査」の判定された。
腹部エコーで「肝内胆管拡張症」E判定となっている。
去年も同じ判定で精密検査を指示されたが、仕事が忙しいと理由をつけて検査をしなかった。
すぐに精密検査の予約をするよう職場から言われたが、日中は電話をしづらい。
まず、病院という場所は、担当につながるまで時間がかかる。いつつながるのかわからないまま、保留音が流れ続ける。
保留音を聞き続け、ここで切ったらここまで待った時間が無駄になると待ち続け、でもまだ待つ。
やっとつながっても次の難題が。
私自身の言葉が、相手に伝わりにくい。滑舌が悪いし、声がおかしい。
スマホでの電話も苦手なので、ただ予約を取ることがとても大変なことに思える。
今日は、体調が前から悪かったので、「明日休みます。」と仕事を休んでいる。(突然のずる休みじゃないよと言いたい。←誰も聞いていないのに。)
さて、精密検査をどの病院で受けようか。
去年、現在の主治医(最初の手術をした先生ではなく、再転移してから定期的に診てもらっている先生)に、人間ドックで「要精密検査」と判定されたがどうすべきか相談したら、3ヶ月に1回造影CTの検査をしているから精密検査はいらないと言われた。
でも、主治医の先生は、私に指一本触れたことがない。マスク越しの私の顔しか知らない。
どういう口をしているのかも、一番肝心な舌も見たことがない。
私の病気を診てくれるのは、医療機器。(先生、ごめんなさい。)
せっかく、人間ドックで悪いかもしれない場所がわかったのだから、今度はちゃんと診てもらおうとネットで消化器内科をしっかし診てくれそうな信頼できそうな場所を選んだ。
電話で問い合わせると、紹介状が無い場合、選定療養費という費用が初診料のほかに7,500円かかるそうだ。
人間ドックの医療機関に問い合わせして3,500円の紹介状を発行してもらうことにした。
これで一安心。
異常なしという結果を望んでいるわけでもない。
どこか悪い場所があるなら、早めに治療したい。
今日は、仕事を休んで魂の抜け殻みたいになっている。
仕事をしていて、電話で苦労してばかりだが、最近、身の危険を感じるようなことがあって、上司に相談して担当を私ともう一人の男性でやることになったのだが、この日何かアクションがあるという恐怖の日の前日、一緒に戦ってくれるはずの人が突然「俺、明日休むから。」と言った。
「ぱり~ん!!」と、水たまりに張った薄い氷が割れたような音が、私の頭の中で響き渡りました。
「うそ・・・。私、死ぬのは癌でと思っていたら、まさかの殉職ですか~?」
身の危険を感じさせる人物につきまとわれるより、一緒に担当すると言ってた人が急に休むと言い出したことの方がショックでした。
もう、頭の中がいっぱいになってしまい・・・。
病気になる前の私だったら、こんなこと平気な方だった。
そもそも、電話で無理難題を言う人を穏やかにさせることができた。
今の私の話し方は相手を穏やかにさせられない。
話をしている私自身が、もどかしくて、いらっとしている。もっとはっきり舌を動かして話したい!もっと綺麗な優しい声で話したい!と思っている。
気持ちが弱くなっている。
すぐに、ダメだ!と思う。
ダメで仕方ないんだけど、人生を最後までやっていくのが辛くなる。
その身の危険をもたらしそうな人物が現れそうな日は、休まないと大変なことになるよね。
いじめっ子がいたら、子どもを転校させる。通り魔が歩く場所は歩かない。
・・・のと同じで、明日、自分の身に何か起きそうだったら、行かない方がいいよね。と迷い迷い、ず~と考える。
自分の心臓の動きがおかしい。
ずっと泣き続けた後の興奮状態の震えみたいなものを感じた。
「明日、休もう!」と決めた。・・・んだけど、
寝る前にある方のブログを読んだ。
私の苦労なんて、苦労じゃない!
私は何甘えたことを言っているのか!
私の大変さなんて、全然、大変じゃない!
癌の恐ろしさに比べたら、人間なんて怖くないし。
・・・、ということで、1人で戦うつもりで出勤した昨日は、無事何事も起こらず、一応平和な一日でした。
いやいや、それよりも
Kさんにもオプジーボが効きますように。
希望というものを思い出させてくれますように。