初めてオプジーボを投与した日、点滴が終わるのも45分くらい、終わっても何の変化もなし。

 

 でも、終わって入院病棟で就寝した夜中、耳の下におたふくかぜのような痛みを感じ、目が覚めました。

 

 結構痛く感じたのでカロナールを飲みましたが、しばらく我慢しても痛くて、看護師さんを呼ぼうかとも思いましたが、私より大変な患者さんが看護師さんを呼ばずに我慢しているかもしれないと思い我慢しました。いつの間にか、そのまま眠っていました。

 

 そして、投与した翌日自宅に帰りました。

 

 痛みを感じたのは、初めて投与した日の夜中だけで、その後は平穏な日々が続きました。

 

 オプジーボは2週間ごとに投与しますが、私は2泊3日の入院で体の様子を見ながら投与してもらいました。日帰りという選択肢もありましたが、両頸部郭清手術の後遺症で、朝がとにかく辛くて起きだすのも大変なので、体と精神面での負担を軽くするために、入院しての投与にしました。

 

 入院して良かった点は、他の癌患者さんのがんばりを見られたことです。あきらめずに生きるための治療と望みを持ち続けている。

 

 そして、癌の種類は別であっても、同じ気持ちを持つ者同士だから分かり合えることがあったりして、独りよがりな考えをあらためられました。