
といつものように待ち構えていたので
四つん這いで
「ママのぉ〜赤ちゃん〜

わしゃわしゃしちゃうぞ〜ここか?
しょーでしゅか
」

とやっていたら
床に乳白色の水滴がバタバタバタと…
「…牛乳?飲んでない…」
なぜか顔を触って涙、鼻水、ヨダレをチェック。
Tシャツの右胸が濡れている。
「…母乳…?」
床に落ちた液体は一瞬でパンナに舐められ
無くなっていたけど
Tシャツが錯覚ではない事を語る。
検索してみた。
★赤ちゃんを見て「かわいい」って母乳が出た
→経産婦の例しかなかった
★抗うつ剤や精神安定剤の副作用
→一番可能性がある
★高プロラクチン血症
女性ホルモンの事らしいが、読んでもあまりわからなかった。
強いストレスで一時的に高くなる事があるらしい
→
昨日、ある出来事に目の前が真っ暗になって
自分を守る為に丸一日倒れて寝ていた
壊れてしまわないように睡眠状態に入る。
★稀な例だが脳腫瘍
薬害もストレスもホルモンバランス(更年期)も
思い当たりすぎて
判別できない。
そして夕方、

体育座りで
「気持ちイ〜でしゅか?
ちょーでしゅか

おっなかも〜撫で撫で〜
パナンナナン〜」

ジュワッと左胸のTシャツが冷たくなる。
また母乳が出た。
次の病院の初診まであと二週間。
高プロラクチンの検査と薬が増えるな。
脳腫瘍だったら…
この世に未練があるとすればパンナを里子に出さなきゃならない事だけだな。
愛する人達に会える。
別にいいんじゃない?