2019年1月17日(木)
今回は「センゴク」11巻に登場してくる「山本山城」と4巻「長比城」です。
まずは道の駅「湖北みずとりステーション」から見える山本山城です。
山本山城は阿閉氏の本拠となった山城です。平安時代末期に山本義経によって築かれました。織田信長による浅井攻めに際して、城主の阿閉貞征が信長に降ったことで小谷城は孤立し、浅井氏は滅亡の一因となりました。その後、貞征は秀吉の与力となりますが、「本能寺の変」で明智光秀に加担して、秀吉方の長浜城を攻めたために、「山崎の合戦」で光秀を破った秀吉に追討され、阿閉氏は滅亡し、山本山城も廃城となりました。

竪堀


折坂虎口(高さは約5.0mあります)

土橋

堀切に掛かる桟橋(現代)

三の丸

二の丸

本丸(高さ約1.2mの土塁で囲まれている)

本丸東側虎口

念性岩(巨石が祀られている)

山本山城は経年による崩壊はあるものの縄張りは、ほぼ残っていて曲輪と堀切が交互に配置されているのが、よくわかる。
本丸は現在は約1.2mの土塁に囲まれているが、当時はもっと高かっただろう。
その2につづく