2018年12月13日(木)
今回は「センゴク」12巻に登場してくる「虎御前山城」と「小谷城」(大嶽含む)です。
まずは虎御前山城です。
虎御前山城は織田信長が浅井長政の居城である小谷城を攻略するための前線基地として築いた付城です。1570年(元亀元年)6月の「姉川の合戦」で織田・徳川連合軍に敗れた長政は小谷城に籠城したため、 信長は最初、横山城を前線基地にしましたが、1572年(元亀3年)7月に小谷城からわずか500mに位置する虎御前山に築城しました。翌年の小谷城総攻撃で浅井氏が滅亡したことにともない廃城となりました。城番は木下秀吉がつとめました。


羽柴秀吉陣所

秀吉陣ー切岸

織田信長陣所(北側虎口)

信長陣ー切岸

堀秀政陣所

秀政陣ー南側竪堀

滝川一益陣所

丹羽長秀陣所(公園整備されてしまっている)

夫婦岩

陣とは関係ないが、山の中腹に巨石があります。
虎御前山には大小さまざまな古墳が点在していて、その古墳の形状を生かすように各陣所が築かれています。
個人的には大昔の権力者の集団墓地の上に陣を築きバチが当らないのかなぁ・・・
それにしても小谷城の清水谷に蓋をするかの如く、至近距離に位置していて浅井軍には、どれほどの威圧感を与えたのだろう・・・・
その2につづく