あの悲劇から早くも1年の月日が流れたが、

安倍氏への感謝と哀悼の念は常に

私の胸の中でさざ波のように揺れている。


昭恵夫人は以前も
安倍氏について、

 本人なりの春夏秋冬を過ごして、最後冬を迎えた。

 種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう。

と、私達の心深くに沁み入る言葉を言われたが、

昨日もまた、一周忌に相応しく、

私達に前を向かせる言葉を話された。

 主人は命をかけて、この国のために本当に働いて、

 そして今、魂となって、その魂もまた、

 この国のために、これからも皆さんとともに働き続けると思います。

 以前、森総理は『日本は神の国』と言って

 問題になりましたけれども、私は間違いなく、

 日本は神の国だなというふうに思っています。

 脈々と続いた、歴史ある日本。

 本当に主人はこの日本を誇りある国にするために

 頑張ってまいりましたので、私もこれから主人の魂とともに

 この国のために尽くしていきたいというふうに思っているところです

 どうか、主人が亡くなったことで、

 奮起をしていただき、この日本の国のために、

 皆さんの力を合わせていただくことが

 主人に対する供養だと思いますし、

 語り継いでいただければと思います


どれも安倍氏の信念と

日本を愛する私達の思いを

凝縮したような表現で胸に響くものばかりだった。

本当に、戦後の日本の進むべき道を貫くために

歴史の波に向かってくれた首相だったと。
アジアで、世界で、

誇りある日本を願う日本人にとっては

代え難い損失だったと。

また、安倍氏の笑顔、

画面越しに見せる気さくな雰囲気は、

内に燃える信念をカモフラージュして

しまうようなところがあり、

外交ではまさにこれが発揮されたのだろうが、
どれだけの一般国民は

安倍氏の情熱に気づいていたのだろうか…

少なくとも私は、

自分のいたらなさに後悔が募るばかりだ。

皮肉にも、安倍氏と真逆な思想を持ち、

反安倍に必死になっている者達のほうが、

安倍氏の信念が多くの日本人が望むことと一致し、

日本人の心に存在する揺るぎない価値観を

呼び起こすものであること、そしてそれは

日本が再び花咲かせる方向に向かうことであり、

安倍氏の強靭な信念と強いリーダーシップを

わかっているからこそ、その脅威に

過剰な安倍叩きしていたのだろうし、

今なお続けているのだろう。

 

 

私は勿論のこと、安倍氏を想う人々は、

あの日から、無念や無常、

日本を憂慮する空気の中にいたと思う。

しかし昨日、
昭恵夫人は最後に、
安倍氏の無念の死に対して、
私達に奮起するよう呼びかけられた。
この昭恵夫人の言葉に、私は、

私達の使命を呼び覚まされたように

非常に胸を揺さぶられた。

まさにこれに尽きるのだと…

私はこれまで何度も心の中で
安倍氏に、

ありがとうございました
安らかにお眠りください
天国から日本を導いてください

と手を合わせていたが、

激動の嵐の中、日本のために
笑顔の裏で激務をこなしながら
道半ばで理不尽極まりなく
命を絶たれた安倍氏に対して
こんな言葉だけでは、何一つ満たされない。
供養に値するわけがない。


揺るがない気持ちと、さらに
奮起する強さと気概。

まさに安倍氏の政治生命も
その繰り返しだっただろう。

無力に見えても無力じゃない。
種は私達の拳の中にある。
一粒ふた粒でも撒いてみよう、
渡してみよう
伝えよう

隣の人に
若者に
子供達に

私達が願う未来の日本の姿を
皆で強く信じて託し合えれば・・・


日本を取り戻し、再び花咲かせることを

目指した強いリーダーも
後に続く私達のその様子を
天国から見ることができれば・・

そうすれば

少しは安心してもらえるだろうか・・