『星を編む』/凪良ゆう

やっぱりこの作家さんの文章と、静かに宿りすぎていて主人公たちも気づいていないような愛情の描き方、好きだなぁ。生姜の炊き込みご飯のあたり、すごくよかった。

"「いかに自分らしく生きたか、最後に残るのはそれだけよ」"


『サザエさんうちあけ話』/長谷川町子

サザエさん連載中、"果たしてじぶんはこれでいいのか?もっとほかに才能があるんじゃなかろうか?だせいで生きていちゃならんぞ。まァ、二年に一回くらいの周期でしんこくな迷いが生じるのです。"と、漫画を描く道具をすべて燃やし、人形づくりや刺繍に励んだという著者。そんな町子に"「やりたい!と思うことをドンドンやってごらん、大さんせいヨ」「コセコセすンな!ヤタイでも引けば何とかたべていけるよ」"と背中を押す格好いい母。半年も経つと我にかえり漫画家に戻ったそうだが、"このように、五十歳をすぎても、なお惑いつつ、毎日をおくっているのであります。"という生き方がとても素敵だなぁと思った。


『ほんとはかわいくないフィンランド』

『やっぱりかわいくないフィンランド』

/芹澤桂

フィンランドの妊娠、出産事情たっぷり。あんまりお洒落じゃないフィンランド人、クリスマス前は冷蔵庫が食べ物でいっぱい、すてき。ラズベリージャムを添えたお肉たべたい。


『こういう旅はもう二度としないだろう』/銀色夏生

ベトナム、ニュージーランド、スリランカ、インド、イタリアへ、ツアー参加した一人旅の様子。

おいしくない、あんまり興味持てない、ツアーは人の気持ちを吸い取ってしまって疲れる...等々、中々辛口な旅行記だけど正直で良いなぁと面白かった。そうだろうな、と思っていても、実際に体験してみないと分からないことってあるからね。あるがままの愉しみ方、私はすきだった!


『ヤクザときどきピアノ』/鈴木智彦

ヤクザ専門ライターの著者がABBAのダンシングクイーンが弾きたいと52歳ではじめてピアノを始める話。レイコ先生かっこいい!こんな生徒さんだったら教える方も楽しいだろうなー。

"「鈴木さんより上手な人は鈴木さんより弾いている」"


『入居条件 隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』/寝舟はやせ

ほのぼの日常系ホラー...?

人間じゃない何者かと、人間、どちらがこわいのか。見た目じゃないのかもしれない。


『ヨイヨワネ』/ヨシタケシンスケ

"世の中には2種類の考え方がある。元気な人の発想と、そうじゃない人の発想だ。"

"あえて言わないでいてくれる人たちのおかげで、世の中は今日もまわっていられる"