『〈あの絵〉のまえで』/原田マハ

"どこかの街の美術館で 小さな奇跡が 今日も、きっと起こっている。"
6篇からなる短編集。
4月にひとり旅を予約していたけどキャンセルした直島。最後のお話の舞台となっていて、ちょっぴり旅したような気分。いつか絶対リベンジしたい!
どの物語も、あたたかく、前向きにしてくれる。

『肉体の学校』/三島由紀夫

三島由紀夫の異色恋愛小説、と。
ほんと50年以上前の作品に思えないなぁ...三島さんめちゃくちゃ女心わかっとるなぁ...。
"エレガンな女というのは30からだよ。"とのことなので、まだまだこれからだね。
それにしても、どんどん引き込まれていく文章のおもしろさと、ラストの主人公妙子の格好良さよ!

『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』/綾瀬まる

BOOKOFFでジャケ買いした一冊。
食をとおしての人間模様。6つの物語。
"食べるってすごい すごくて、こわいね 生きたくなっちゃう"
ほろ苦かったり、切なかったり、チクチクズキズキするお話が多いけど、愛せる人たちばかり。
やっぱりおいしいものが出てくるお話、好き。

『アナザー・ワールド 王国その4』
/よしもとばなな

お友達からお借りした本。
1~3もめちゃくちゃ良かったけど、4すごくすごく沁みた...!!
ちょうど、もっと自然と共に、自然の流れに身を任せて生きられたらいいのになぁ、と感じていた昨今だったので、読みながら、やっぱり!と思うことがいっぱいだったし、おうちにいながら、電車に乗りながら、気持ちの良い風を全身に浴びているような...深〜く深呼吸できるような...そんな一冊だった。
いっきにそこへ連れていってくれる、ばななさんの言葉や世界、すごいなぁ。

『ボールのようなことば。』/糸井重里

"見えないものとか、聞こえない声だとか、あえて言ってないこととか、うまく言えないままのこととか、そういうことのほうが、ずっと多いのだということを、ぼくたちは忘れそうになる。"

"弱さが、別のどこかを強く鍛えてしまう。それは、悲しいことでもあるのですが、あんがい、そこに、人がよろこんでくれることがあるんですよね。"