『命売ります』/三島由紀夫
自殺に失敗した男が、命を売りに出す物語。
帯に"極上エンタメ小説"と謳ってましたが、まさに。よくこんなお話思いつくなーという面白さ。グイグイ惹き込まれた。
『美しい距離』/山崎ナオコーラ
40代初め、がんを患う妻。夫視点で進む物語。未来のことが話せない時どうしたら明るさに繋がるかを精一杯考えたり、旦那さまの思い遣りの矢印やポイントがとてもとても愛に溢れていて涙涙。
「淡いのも濃いのも近いのも遠いのも、すべての関係が光っている。遠くても、関係さえあればいい」
旅先での人や食べ物や想い出が詰まったエッセイ37篇。ひとつひとつの描写や言葉が物語のように美しく、まさにキラキラのドロップを味わったかのような気分。
ひょんなことから、趣味があれよあれよと繋がり、広がり、自分の予期しなかったことまで始めることになり、しまいには人生も変えてしまった夫婦ふたりの物語。
夫はお金のため、妻は自己満足のため、気づけば同じ分野に取り組むようになる。こういう話ってどちらが良い・偉いみたいな話に結論づけられることも多いけど、この夫婦はお互いの考えを尊重しながらも、自分を曲げられないところも素直にそうしていて、素敵。
「社会をまわしてるのは、仕事だけじゃない。趣味人も社会人なんだな」
『王国』その2・その3/よしもとばなな
お友達からお借りした本。
山奥で薬草茶を作る祖母のお手伝いをしていた雫石が、山から下りて、占い師楓のアシスタントを始め、様々な人や出来事と出会っていく物語。
すべては頭より身体のほうが分かってることが多いし、出会いも別れも再会も必然ばかり。人もモノも。
それを信じたくない気持ちさえも真っすぐ認め、受け容れ、潔く行動していく雫石が格好良いし、好きだなぁ。
これで完結かと思ったら、どうやらアナザーストーリーがあるらしい!また彼女たちに会えると思うと、とっても嬉しくて、楽しみ!
大感動...!
もののけ姫は、上映された当時おばあちゃんと立川の映画館で観たなぁ。
ナウシカのように生きたいという高すぎる目標も翌日には打ち砕け、ふつうの須藤(髪型だけは割と似てる)でしかありませんでした。





