『僕のとてもわがままな奥さん』/銀色夏生
『往復書簡 初恋と不倫』/坂元裕二
『さんかく』/千早茜
3人がそれぞれの視点でストーリーテラーになっていく。章のタイトルが "塩むすび" "鰯の梅煮" "バインセオ" などメニューになっていて、お腹が空く。食事の大切さ、手の込んだ料理の幸福感、あとは「手巻きにはツナマヨとかあった方が楽しい」みたいな、人それぞれの生活や育ちが食べることを通して表現されている。"ヒトってさ、自分にとって都合の悪いものを変だって言うんだよ。"
2人にしか分からない関係性。なんだかんだで丁度良いバランス。弱さからくる強さ。女性は誰もがナオミ的要素を持っていそう。
わかるなぁーが、いっぱい詰まってた。結婚10年目のチエ子さんサクちゃん夫婦の身の周りの出来事。ふたりで神社にお参りに行ったあと映画の時間まで一回解散するのが好き。チエ子さんは喫茶店で本を読んで、サクちゃんは東急ハンズをふらり。自立しているからこその思い遣りが、随所に散りばめられていて素敵。
『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』/銀色夏生
毎日行くところ、その移り変わりを記すだけで、こんなにも豊かな物語になるのだなぁと。銀色さんの好きな食材・おやつの買い方、店員さんの特徴説明、スーパーに隣接してるアイス屋さん、パン屋さん、ジューススタンドとの付き合い方がよく知れて、面白い。高校卒業してすぐかな?試食販売のアルバイトをしていたことがあったんだけど、買い物に来てる人のカゴを覗き見するの好きだったなーって思い出した。
『痛い靴のはき方』/益田ミリ
ビジネスホテルのフロントの若い男性にオススメのご当地ラーメンを聞いたら「ぼくが一番おいしいと思うのはここです」と教えてくれて、こういうとき自分の一番がすぐに言えるのって格好良いなって話と、韓国では雨の日にチヂミを食べるらしいって話が、特に好き。小学生の頃の土曜日のお昼ごはんは焼そばだったのと、ひとつ前の家の時は風邪を引きそうになると近所の安い中華料理屋さんのラム肉たっぷりの火鍋食べるのがお決まりだったな。ん?そういうことじゃない?
「anone」「Living」「スイッチ」と立て続けに坂元作品のTVドラマを観たので、久しぶりに読みたくなり再読。公演された朗読劇を書籍化したもので、メールや手紙などの往復書簡のみで描かれている。会話がほんとうにほんとうに面白い!!どういう時に幸せで悲しいかそのヒダの細やかさにとても感動してしまう。展開もびっくり。社会問題と隣り合わせの平穏な日常。
自分の娘に欲しいものを質問されて「外の世界から取り残されちゃってる気がするから、存在感が欲しい」というお母さんの言葉が印象的でした。
『さんかく』/千早茜
3人がそれぞれの視点でストーリーテラーになっていく。章のタイトルが "塩むすび" "鰯の梅煮" "バインセオ" などメニューになっていて、お腹が空く。食事の大切さ、手の込んだ料理の幸福感、あとは「手巻きにはツナマヨとかあった方が楽しい」みたいな、人それぞれの生活や育ちが食べることを通して表現されている。"ヒトってさ、自分にとって都合の悪いものを変だって言うんだよ。"
『強く生きる言葉』『壁を破る言葉』『愛する言葉』/岡本太郎 岡本敏子
何度目か分からない再読。背中を押して欲しい時に手に取る。大きく頷くところもあれば、TAROのエネルギーの凄まじさに笑っちゃうところもたくさん。何度読んでも新鮮な気持ち。







