以前所属していたカンパニーを長く応援してくれている人。私が退団したあとも出演するほとんどのステージに駆け付けてくれた。
さいごに観てもらったのは、昨年10月の自主企画の舞台。2回も。歩くのも少し辛そうに見えたけど、にこやかに話しかけてきてくれて嬉しかった。
そのとき病気が再発したことはまだ知らなかったけど、きっと2日間とも予約をしてくれた理由はそこにあるんだろうなぁと感じた。
お見舞いへ2回行った。
病室に訪れる私なんて、もちろん踊るわけではないし、一度持っていったら喜んでくれた”蒸気でホットアイマスク”を再び手土産にするような芸のない人間だったけど、いつもと変わらず笑顔で迎えいれてくれた。
筆談で話す。
「なにが一番したいですか?」
「食事がしたい、水が飲みたい」
「なにが一番食べたいですか?」
「...なんでも良いから口で味わいたいです」
ニコニコで答えてくれた。
しばらくの間ご飯を食べることが申し訳ない気持ちになったけど、結局お腹が空いて美味しくバクバク食べてしまう。
ステージを観た彼からのコトバを胸の中に並べる。そういう宝物は、ソッとしまっておきたくなりますね。
こういう場で伝えても本人には届かない。それでも書いておきたくなりました。
たくさんたくさん、ありがとうございました。
