インスタで踊る姿を見てファンになり、生で拝見したらやっぱり素敵だった方と、初めて食事。食べられないものが多いと。野菜や甲殻類がNGで、キュルキュルした歯ざわりのものが苦手らしい。
和風パスタのお店へ。おばんざいが選べるとのこと。柚子の和風あんかけのお豆腐か、梅しそだしのお豆腐か迷う。彼女は柚子。私は梅に。お料理が届くなり「ひとくち食べますか?」と声をかけてくれる。こういうことをサラリと言えるって良いよなぁ...。話してみたいという理由のみで食事に誘える積極性はあるのに、こういうちょっとしたことが恥ずかしくて出来ない私。
勝手なイメージながら、お野菜しか食べないのかしら...とか山篭もりして振りを創っているんだろうか...とか想像していたから「普通に平凡に生活してますよ、日常生活を送ることはとてもエキサイティング」と話してくれたのが、おもしろかった。私の偏った妄想を怒らないで聞いてくれるあたり懐が深い。
楽しい夜。勇気を出してお誘いしてよかった。

普通、平凡、これはヒトによってさまざまな価値観。恥ずかしいくらい今は普通の生活が出来ていないような気がする。「楽しいこと」だけして生きていきたいとつい逃げたくなる。胸が高鳴るならばつらいことも哀しいこともたくさん経験したいと思うのに、日々の雑務や家事はどうしてもそのような気持ちになりづらい。
そんなとき「奥様は魔女」を思い出す。ダーリンに魔法をつかっちゃいけないと注意をうけているがゆえに家事に悪戦苦闘する奥様サマンサ。でも鼻をピクピク動かせば魔法であっというまに家は綺麗になり、ご馳走ができあがる。私も魔法をつかえるのかもしれないぞ。鼻をピクピクさせてみる。もちろんなにも起きない。でもちょっと楽しくなって、ぼちぼちやるか〜という気持ちになる。魔法。
掃除、洗濯、朝昼晩ごはんやお弁当を毎日作ること、それらが「楽しいこと」になったら無敵なんだろうなぁ。

ヒトと会ったあとに、ひとりあれやこれやと考えたり思ったりする時間は贅沢。その場では消化できなかった言葉たちをくりかえす余韻のヒトトキ。