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女子高生時代に水虫になってしまったお話から始まり、OL時代の宴会でのお話、睡眠学習枕についてや、結婚にむけての家族との顔合わせのお話などなど、「ちびまる子ちゃん」の著者、さくらももこの日常を切り取ったエッセイ一作目。


小学生のときによく読んでいた本。
久しぶりに読んだら、すごくすごく救われた。

日常の何気ない出来事や、くだらないエピソードを、とにかく明るく愉しく切り取る。

10話の短編の中の一つ、
著者の祖父のお葬式で姉妹揃って笑いが堪えられなくなったというお話「メルヘン爺」。

とてもイジワルで家族から嫌われ者だったというお祖父様。
血が繋がっているから必ず好きとか、絶対的な愛情があるわけではないということが、実に軽妙に面白おかしく綴られている。

不謹慎だと苦情もあったようですが、私は元気をもらいました。

とにかく、言葉えらびが抜群なんですよね。
例えとか。思わず笑ってしまう。

自分の周りに起こる出来事をとても客観的に見ているからこそ、愉しみに変えられるんだなぁ、と思いました。

もちろん人間だもの、主観的な気持ちもあるでしょうけどね。
愉しみに変換する努力というか、才能というか。



深夜の富士そばにて、また興味深い人に出会ってしまった。

ホスト風、髪の毛つんつん男子、推定29歳。
ちょい派手なギャル風、推定26歳。

ギャル風からホスト風へ、
「わたしの事どう想ってるの?」
「わたしって必要な存在なの?」
とその言葉こそハッキリとは言わないけど、試しているような雰囲気で会話は進んでいく。

話を(盗み)聞いていると、どうやらギャル風は必要なときにしか呼ばれない、俗に言う、都合のいい女らしい。

ホスト風の言い訳も通用せず、ギャル風は次第にぷりぷりとしはじめた。

さぁ、どうする!ホスト風!そろそろ帰りたいから決着をつけておくれ!と、ギャル風と私の気持ちが繋がりそうだったそのとき、ホスト風が口を開いた。

忙しい時に側にいてくれる御守り的存在でいいんじゃない?」


.....!!!

おまもり...!!!

...になれるの?

わるくないね!!!

私はそのセリフを恥ずかしげもなくサラッと言えるところに好感を覚えましたが、ギャル風は納得いっていないようでした。

なんていうか、言葉えらびって大切だ。



【もものかんづめ】を読むと、とてもツライような出来事も、日常にコロンと転がったままになっているくだらないことも、クスッと笑える愛おしい瞬間なんだなと気付かされる。

それは、さくらももこさんの愉しむ力だったり、お人柄なんだろうけど、その力をお裾分けしてもらったような気分になる。

なんだか元気がでないとき、とても読み易いので気分転換したいとき、オススメな一冊です。



追伸:
ちびまる子ちゃんの「いけずぅ〜〜」をよく真似していた小学生でした。
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あでゅー!