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36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる。

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが…。



「普通」のものさし。こわい。

それは、時に人を安心させるけど、傷つけ傷ついてしまうことだって多くある。


人に興味がありすぎて、わりと馴れ馴れしく質問しまくってしまう私だけど、少しはオトナになってきたのか、デリカシーに欠ける発言には気をつけようと強く思うようになった。

でも使ってしまうんだ「うんうんそれは普通だよー」なんて。

なにが「普通」なんだよ!

それは私のものさしじゃないか!

でもそんなことばっかり気にしてたら、考えすぎちゃって、言葉がうまく出てこなくなってしまう時もあって。

少々押し付けだったとしても、自分のものさし夜露死苦ゴメンで意見を言える人を素直で気持ちいいなぁ〜なんて羨ましく思ったりもする。



18年間コンビニに通う老婆は、

商品が、店長が、バイトがどんどん入れ替わっても「ここはいつも変わらないねぇ」と話しかけてくる。

それは、自分が居なくなっても同じだった。


彼女は最後に自分の居場所を見つける。


仕事、家庭、友達、どこであれ、自分の居場所は自分で作るしかないのでは。と私は思っている。


もちろんそれは、一人よがりでは難しいし、周りに力を貸してもらったり、認めてもらったりしながら切り拓いていくものだと思うけど、

はいど〜ぞ、と誰かが用意してくれるものではないと思うのだ。


主人公は、寄り道したけれど自分の居場所に気付いた。だからそこで精一杯がんばる。


いいと思う。

色々な人がいる。

それが「普通」だと私は思う。



初めてしたアルバイトが駅構内にあるコンビニ(Jショップというマイナー店だけど)だったため、ちょっとしたコンビニあるあるも面白かった。


コンビニで働いたことがある方、

水族館に行くと魚おいしそうー。と思う方、

そんなアナタにおすすめな一冊です。




追伸:

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えーーー!!!

デカビタって言ったら普通は瓶でしょう!!

これじゃあ、なんだか量が少ない感じがするし、

前なにかで、デカビタやオロナミンCの瓶が茶色い理由は光からビタミンを守ってくれているのですとか読んじゃったから守られてない感ムンムンだし、

だまし絵みたいになってるけど全然騙されないし!

私は普通の瓶のデカビタが飲みたい気分だっだんだよーー!!

だったらリアルゴールド飲んだわ!!


って、待って。

もしかして私の普通って、もしかしたら誰かにとっては普通じゃないのかしら。あれ

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