母が入所している施設からお電話をいただいた

 

どうやら、入所時に預けている衣類のほころびがあるため、替えの洋服が欲しい

とのことだった

 

入所したのはコロナの真っ最中 ・・必要用品だけを預け、その後、居室へ

入ることは一度もなかった

 

洗濯は有料で、施設内ランドリーにお願いをしている

当然、大型洗濯乾燥機にかけるということである

 

時々面会や通院に外出の際に、母の洋服が気になっていた・・

 

施設内は、多分、一年中、管理された温度設定

そのため、通院の際に、冬では薄着、夏では長袖で暑そう。。

そんなことを思っても、見て頂いている以上、あまり要望もできない

いつも、言葉を飲み込んでいた

 

そして、長い長い制限を経て、対面可能、居室可能、予約必要なし!

という面会制限解除のおしらせ

 

次回は、やっと、衣類の交換ができる

もちろん、預ければ可能だが、どういう状態で管理されているのかも不明であった

 

今日は雨の中  買い物三昧  

母のズボンに、下着に、緩めの靴下。でも、この時期、長袖ものはなかった。。

乾燥機に入れると縮むと思いながらも、何件も少なくなった洋服店をめぐる。

 

そして、気が付いたら3万円も買い物をしていた・・

 

動けない母でも、車いすには乗車できるまでになった

せめて、おしゃれだった母が好むような、明るい、花柄の洋服を探したが

乾燥機がネックとなり、そして、実用的な着脱を考えて、無難な洋服を選んだ

 

話せない母へ選ぶ服、あんなに楽しみだった買い物が、また、寂しさと

くやしさと、情けない気持ちでいっぱいになった

 

会いたいけれど、話したい事も沢山あるけれど

会いたくないと思う気持ちが交差する

 

私が会いたいのは、私の話をニコニコと聞いてくれる母

 

いい歳をして・・いつまでも成長しない自分がいる

 

そして大事な報告を・・

母が私に造ったブーケを持って、娘が結婚したこと

母も一緒にバージンロードを歩いて見守ってくれた

 

幸せを願う・・ラブラブ